検索窓
今日:14 hit、昨日:35 hit、合計:70,294 hit

ページ32

何時になったのか



ベッドが動いた揺れに目が覚め、目を開けるとソクジンがまさに入ってこようとしていた。




JN「もうちょい…そっち行って」




「ん…」




身体を移動させる。
不意にタオルケットをめくったジンが、はぁ、と呆れ気味にため息を吐く。





JN「…お前、なんでいつもそんな格好…」






「なぁに…?別に…パジャマ持ってこなかったし。いいじゃん、早く入って」





私を少し避けるようになった、と感じつつもこうしてベッドに入ると自然とお互い密着し、抱き合う…と言うか私から巻きつくんだけど。
今は背を向けるソクジンの背中にくっつく。





こうしてるとー
お腹の中に居た頃の記憶はないけれど、なんだかずっとそうしていたかのような感覚でとても落ち着く。




何より。
ソクジンと2人…
ずっと、ずっとこうしていたいのに。





「ジナ…明日、学校あるんだっけ?」




JN「おー…?あぁ。。午後かな」





「そ…じゃあ、ゆっくりできるね」




JN「…たまにはちゃんと授業受けろぉ?」





「…家で勉強してるし。ね、ジナぁ…」





無理やり体を私の方に向けさせる。





JN「…とに…お前は…ぁ?なんだ」





指先でジンの頬に触れ、唇を触る。





「…キス…していい?」





目をまん丸にして私をみるジン。





JN「…な、何っ…きっ…おお、お前っ…と俺は…っ…」





「…やだ?」





JN「や、やだとかそぉいう問題では…ダメだろう、あり得ん。」





「ジナ…誰?」





JN「…何がだ。」






「今日、誰と一緒にいたの?なんか違う匂いする。女の子…よね?」





JN「学校なら、誰かしらいつも一緒にいるって言っただろう」





「違う、誰かと2人きりで、ってこと」





JN「…ない」





私に背を向ける。



何でそんなにわかりやすい…
人とすれ違うくらいでこんなに匂う訳がないのに。
私たち以外の匂いはすぐにわかる。





その背中にしがみつくように抱きつき、足も絡める。
そのまま、眠りについた。
















・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (138 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
476人がお気に入り
設定タグ:防弾少年団 , BTS , ジン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ユイ | 作成日時:2022年5月27日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。