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ある日
ふと、ソクジンの部屋を覗くと
机でぼーっとしているソクジンを見た。
あまりに放心していそうなその背後から声をかけた。
「…ジナ?」
JN「……ぁ?あ、ぁ…」
「なに、どうしたの?」
JN「や、何でもない…お前こそなんだノックもしないで」
「…何よ今さら。ね、今日一緒に寝よ?」
JN「…だ、ダメだやる事あるし」
「何でよ、終わってからでいいから私ソクジンのベッドで寝転がってるから、ね?」
と言いながら。
何をするでもなさそうなジンの後ろに立ち髪に指を通す。
「ジナ…髪、伸びたね…」
後ろから抱きすくめる。
JN「A、離れて」
怪訝そうに私を避けようとする。
「…何で?いいじゃん、美容院予約する?今度カラーしてみたいなぁ…お揃いの色にしてみない?」
JN「A、やることあるから」
「とか言ってぇ…何もなぃ…ね、ジナ?誰かと…一緒だった?」
首に顔を寄せた時に
ふわっと…ソクジンじゃない香り…
一瞬、慌てたのか私の方に身体を向け
JN「い、いろんな人と会うだろう大学なら」
「そうだけど…そうじゃな…」
JN「いいから、先寝てろ」
「……うん」
私は
ソクジンのベッドに潜り込んで、こっそりシャツを脱いでタンクトップとショーツ一枚になってタオルケットをかぶった。
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作者名:ユイ | 作成日時:2022年5月27日 12時