双愛【JN】 (ページ23)

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TH「おれのこの手は、いつもヒョンの肩や…腰…どこかに触れる。」

「だ、だからっそれがなっ…」

持っていかれた手は、テヒョンの唇にあてがわれる。

TH「おれのこの唇は、ヒョンと飲み物共有したから間接キス、だよね？」

「だから！それが一体なんだって言うの！」

TH「Aにも分けてあげるよ、ヒョンのー」

「さ、さっきし、た…ん、っ…！！？」

そんな訳ないのに、でもソクジンとはできっこない。

もしかしたら永遠に叶わない思いが募りすぎて、頭の中おかしくなってたんだ。
頭の片隅で、ソクジンにされてると言い聞かせてテヒョンにキスされながらソクジンとの行為を妄想した。

TH「A、ヒョンもきっとAとこうしたいんだよ」

そんな事を耳元で囁きながら
舌を絡めてくるテヒョン。

嘘だ、そんなのなんでテヒョンなんかに分かるのー

何度も頭の中でそうこだまするのに
身体は抗えないでいた。

唇が離れたスキに

〝もう、いい加減にして〟

そう言いたいのに、ちゃんと言えたのか言いかけて消えたのかも分からない。

キスしながらブラウスのボタンを外していくテヒョンの手。
抵抗する気があるのかないのか、というくらいの力でテヒョンの手に自分の手を重ねる。

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