双愛【JN】 (ページ3)

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「…何だ、テヒョンか…」

TH「あー、何だってなに！A、ほら行くよ？一限目から出るんだよね？」

「うん…あー、物理の教科書忘れたんだ…ソクジン、貸して」

JN「はぁ？俺は今日物理ないから持ってない。と言うか、専攻が違うんだからそもそも物理は…だいたいいつもお前は前日にきちんと…」

「んー、もう！そこは察してよ！！私が忘れるかもしれない、って用意しとくもんでしょ！」

JN「バカか！無理を言うな！昨日だってだいたいあの時おまえがっ…」

「何よ、あれはソクジンが悪いんでしょ！いっし、…」

お互い自ら口を塞ぐ。

危ないあぶない、昨夜一緒に寝ようって言ったのに、ソクジンがまだやることあるからとか言って、なんか知らないけど喧嘩になったこと言うところだった。

見ていたテヒョンが

TH「おぉ〜…さすが双子」

とか言って拍手してる。
お互い顔を見合わせて、姿勢を正す。

JN「ん、んんんっ(咳払い)。テヒョンア、Aを頼む」

ソクジンとは別の方向に歩き出す。
テヒョンはソクジンにぶんぶん手を振ってたから、少し遅れて小走りに私を追いかけてきて

TH「はぁ…仲良いよねぇ、相変わらず」

「どこが？！見てた？！さっきの！」

TH「んふ〜♡喧嘩するほど仲が良いって言うでしょ？あっA、お昼今日一緒に食べよ？」

「いいけど…」

ソクジンも居ないとやだ、なんて大きな声で言えない。
テヒョンはそんなことも察してくれること多いけど。

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