双愛【JN】 (ページ15)

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夜中。
ふと、目が覚めて。

隣でだらしなく眠りこけるソクジン。

なんだか分からないけどー

色々してやりたい欲望に駆られて。
まぁ、まずすぐ起きないしね？

なんて思いながら…布団をめくる。
ソクジンのパジャマのシャツを捲り上げて…

〝何…いつ鍛えてんのよ？腹筋…あるし〟

触るとこそぐったい、って起きそうだから…はだけたお腹に抱きつく。

ついでにー
ソクジンの長い指も絡め取って、手を繋ぐ。

どうせ何したって起きないんだから、いいよね？
ついでにその頬にも軽く、本当に軽くキスをした。

本当は…このお腹にも…全身にキスしたい。

あぁ…真夜中に私は何を考えているんだろう。
多分これは夢。

そう、私は寝ぼけてて半分夢の中なんだ。
だから大丈夫…何したって平気

訳の分からないことを思いながらソクジンの身体にしがみつくようにくっついて再び眠りについた。

夢の中でー

横で眠るソクジンがごそごそと私の方に身体をむけて、今度は私が眠っているのをいいことにシャツの中に手を入れ…遠慮がちに胸に触れて、思わず私が寝ているけどその感覚に〝んっ…〟と声を出したか出さなかったか、でソクジンは焦ったのか私がしたことと同じようにそのまま私のシャツ越しでない、お腹に手を組んで背中に頬やどこかに口づけされて…そんな夢を見た。

朝起きて、ソクジンは普通に私の横で大の字になっているのを見て、その夢を思い出してふふっと笑ってしまった。

そんなこと、あるわけないのに

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