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本当はこんな愚痴みたいなこと、弟分であるテヒョンたちに話すなんて、ダメだと思った。
だから具体的なことは話してなかったつもりだったんだけど、その時の私の声色が、聞いてと訴えていたのかー
テヒョンの察しが良かったのか?
テヒョンは何も突っ込むことなくふと
「おれでよかったら、時間つぶしでもする?おれ暇だからさ」
なんて言ってくれて、ついそんな言葉に甘えてしまって今に至る。
別にー
ソクジンに隠してたわけでも何でもない。
でも何と無く、本当に意味もなく言わなかっただけ。
それをそんなタイミングで知ったなんて
そもそも、食べることが好きなソクジンが、朝ごはんも食べないで出かけるなんて。
夜になって。
テヒョンから電話がかかってきた。
TH「A?大丈夫?ごめんね、おれが誘ったりしたからー」
「ん?…あぁ、何か言ってた?ていうかごめん、まさか喧嘩したとか…」
TH「うーん…喧嘩…じゃあないけど…ヒョン、珍しく朝から機嫌悪くてさ。皆でどうしたどうした?!って探ってて。なんかさ、おれピンときちゃって。」
やっぱり…テヒョンって洞察力に優れてるのかなぁ。
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作者名:ユイ | 作成日時:2021年12月4日 7時