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「…なんにも…ないって…ば」
YG「…A、泣いてんのか？嫌な事でもあったのか、なぁ…？」
私の腕を掴んで揺らすオッパの手。
「オッパ、あたし…テヒョンの事、っ好きじゃ…なかった。だから…安売りしなか、ったよ私」
YG「テヒョン…？あぁ、そいつか？付き合ってんのは。安売りてお前…」
オッパの方に身体を向ける。
「オッパが好きでもないやつとそういうことすんな、って！安売りするなよ、って言うからあたし逃げてきた！あたしが本当に好きなのは、オッ…「やめとけ」」
「…なんで？…っひ…何で？気づいちゃ……ふ…どうしろ、…って…すき、なんだもん！！」
オッパはベッドの横にしゃがんでいて目線を逸らして、口を手に当てて膝で頬杖をつく。
YG「…俺は、お前らの保護者だから」
「そんなの分かってる…！そんな、の…でも、す…きなの…やだ…オッパじゃないと…ぅふ…っ…ぅ…」
YG「A…ほかにいくらでもいるだろう。俺じゃなくても…」
「あの人っ？！あの人、がいるから？オッパ、今は彼女居ないって言ったのに…あの人と続いてたんだ…ね…？」
YG「あの人…？あぁ、アイツか…アレは違う」
「嘘！一年くらい前にも来てたの見た！あの人…私に、勝ち誇ったような顔して笑って帰った…」
YG「アイツはそんなんじゃない」
「そんなって…いいよ！もう何だっていい！とにかくあたしはっ…」
YG「良くない、A…俺は…」
JK「ヒョーン、飯食う？今日…わ、また泣いてんのかよ」
YG「あぁ、ジョングガ冷蔵庫に色々入ってっから…」
と、ジョングクと２人でリビングの方へ行ってしまった。
どうにもならない、なんて分かり切ってた。
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作者名：ユイ
| 作成日時：2021年11月9日 23時
