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JH 「今聞かないと後悔しそうな気がするからよかったら話してくれませんか?」
貴 「でも。」
甘えてもいいのだろかと悩んでいるとふとスンウとの会話を思い出す。
貴 「…」
JH「ファンのことを気にしてるんだったら
大丈夫ですよ。」
貴 「え?」
JH「話してしまったらファンがとかって思ってるんだったらいいですよ?」
貴 「っ…」
今まであったことを話す。
耐えきれずまた流れる涙に何度も言葉をつまらせる。
JH「…」
それに何も言わずただ頷いて聞いてくれるジンヒョク
貴 「っ…もう、どうしていいかわからなくて…っ」
JH「よく、頑張ったね」
貴 「っ?!」
その一言で今まで自分の中で渦巻いていた黒いものや苦しみが和らいだ。
十分泣いたはずだったのに溢れてくる涙
ようやく泣きやんだ頃にジンヒョクがAの頭に手を置く
びっくりしたAがジンヒョクをみると
先程の自分のような顔をジンヒョクがしていた。
貴 「ジンヒョクさんもなにか、あったんですよね?」
そう言うと困った顔をして
JH 「実は僕も今グループのメンバーとうまくいってなくて。」
貴 「亀甲船、のメンバーですか?」
JH 「一人になりたくてここのあたりをウロウロしてたらA代表に会ったんです。」
貴 「それでだったんですね。」
JH 「今のA代表はぼくと一緒です」
貴 「…はい」
JH 「だからどうか一人で悩まないでください。」
貴 「ありがとう、ございます。」
それから仲良くなるまでに時間はかからなかった。
JH「代表って2歳しか違わないんですか?!」
貴 「あ、はい。ちゃんと、成人なんですよ
ジンヒョクさんのほうが年上なので敬語はやめてください?」
JH「はい、じゃなくてうん
じゃあこれから俺のことは“オッパ”って呼んでね?」
貴 「おっぱ?ジンヒョクおっぱ?」
JH 「ジニョキオッパかな?」
貴 「なんか恥ずかしいです!」
JH 「でもオッパって呼ばないと反応しないからね?」
貴 「いきなり意地悪になった」
JH「妹みたいだからかな?」
貴 「代表じゃなくてAって呼んでください」
JH 「ん?いいの?」
貴 「なんか代表って違う気がしてて
あ、あと、韓国語を教えてもらえないですか?」
JH「普通に話してたじゃん」
貴 「なんとなくでしかわかんなくて。
おっぱさえ良ければなんですけど…」
JH 「いいよ?」
(みんな羨ましがるだろうな)
いきなり急展開過ぎますよね笑
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作者名:o。Reona。o | 作成日時:2020年6月21日 11時