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貴 「何がですか？」
KM「顔！腫れてますよ！」
貴 「今日、職場でぶつけちゃって」
無理やり笑うとなんとなく察したのか
KM 「ちゃんと冷やさないと、はやく合宿所に行きましょう。」
貴 「っはい…」
それ以上は聞いてこなかった、今はその優しさがなにより嬉しかった。
合宿所につくと
SA 「Aちゃん？！どうしたのその顔！」
貴 「スアオンニ！ちょっとぶつけちゃって笑」
SA 「冷やさないと…ちょっとそこに座って！」
貴 「大丈夫ですよ？これくらい！」
SA 「だめ！女の子なんだから！」
そういって怒るスアが可愛くてつい笑ってしまう
SA 「笑い事じゃないよ！」
貴 「すみません笑お姉ちゃんがいたらこんな感じなのかなって」
SA 「もうっ」
そういって腫れた頬に湿布を貼ってくれる
貴 「冷たっ」
SA 「ふふっ、反省しない子にはこれくらいいいでしょう？」
貴 「オンニありがとうございます」
SA 「ゆっくり休んでね？」
そう言ってくれたスアと離れて部屋ではなく
誰も使っていない離れた場所の練習室に向かう
貴 「練習してもいいって言ってたからここを借りよう」
専門学校はいったもののやはり基礎と実践は違う練習をしないと間に合わない。
それからどれだけ練習したのだろうか。
練習すればするほど焦りが出てくる
貴 「こうじゃない！なんで？！」
失敗をするたびに先輩たちの罵声が聞こえてくる
貴 「やめて！」
とうとうロットをひっくり返してしまう。
想像よりも大きな音を立てて床に落ちる。
貴 「もう、いやだ…っ」
耐えていた涙が再び流れる。
そんな時
ｶﾞﾁｬｯ
貴 「っ？！」
練習室の扉が開く
？ 【誰かいるんですか？】
貴 【す、すみません！】
そう言って振り返った先にいたのは。
？ 【A代表？】
TOPメディアのイジンヒョクだった。
貴 【あ、えっとここ、使いますか？！】
JH 「あ、日本語で大丈夫ですよ？」
貴 「日本語…上手、なんですね、」
JH 「一応、日本デビューしてたから」
貴 「あ、そう、でしたね」
JH 「ここで何してたんですか？
大きな音がしたので来たんですけど」
貴 「あ、なんでもないです！」
無理に笑うAをみてジンヒョクが
JH 「何かあったんですか？」
驚いてジンヒョクを見ると前にテレビで見たジンヒョクより痩せて見えた。
貴 「私は、大丈夫、です。
それより、ジンヒョクさんが…」
JH 「僕は大丈夫ですよ？」
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作者名：o｡Reona｡o | 作成日時：2020年6月21日 11時
