Who is X ...? 【PRODUCE X 101】 (ページ11)

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思いもよらない言葉に胸が苦しくなる。

貴「え…？」

SW 「僕達は本気でデビューを狙ってるんです
それなのにあなたみたいな人がいると
練習生たちも浮足立つし迷惑なんです。」

貴「でも…そんなこと言われたって…」

SW 「困る気持ちはわかります。
あなたにはわからないでしょうけど
ここまで来るのに色んなものを捨ててきた人がいるんです。」

貴 (ああ、デビューしたこの人だから言える言葉なんだ。でも私だって色んなものを捨ててきたのに。)

SW 「それなのにそんな苦労も知らないようなあなたがいきなり入られたらこっちも困るんです。」

貴「なんで…」

SW 「え？」

貴「なんで、私のことも知らないでそんなふうに言うんですか…
私だって…」

SW 「？！」

下を向いていたAがスンウの目を見る

貴「なにを言われても理解してもらえなくて結構です。でも、私は外国人プロデューサーを降りません。」

SW 「だから…」

貴「迷惑はかけないし練習生とはちゃんと距離を取ります。
私が嫌なら視界に入れてもらわなくていい。
でも、任された仕事を放棄はしたくない。
だから私はやめません」

目頭が熱くなる。

貴「っ！失礼します。」

そう言って来た道を走ってもどる。

SW 【なんなんだよ！】

スンウの独り言は誰にも届かずに消える

次の日(すみません！！)

貴「今日は日本に帰って美容院で仕事か…」

一人荷物をまとめる

KM 「Aさん、準備できましたか？」

貴「はい！」

KM 「じゃあ空港に行きましょうか」

合宿所から空港に向かう途中

KM 「日本でのお仕事が本業なのに長く休んでもらってすみません…
また1週間後にはこっちに来てもらうようになりますけど…」

貴「大丈夫ですよ！
私が自分で選んだことなので。」

KM 「さあ、つきましたよ
また1週間後に会いましょう！」

貴「はい！ありがとうございます！」

そう言ってキムさんと分かれる。

この一週間がどれほど長くて辛い日になるなんて誰も予想はしてなかっただろう。