第42話「決心と予告」 ページ44
森「抵抗しなくていいのかね…？本当に食べてしまうよ？」
首領が色気を全開にしてそう微笑む物だから、私は勢い良く離れる。
やばいやばい。
色気どんだけあるんですか。
森「ふふっ、大丈夫だよ。無理矢理したりはしないからね。まあ、尤も君が求めてきた場合はそうはいかないが。」
おうふ。
何かまた爆弾を投下されたような気がするが、聞こえないフリをしておこう。
じゃないと本気で心臓が持たない。
貴方「…やめて下さいよ？怖かったんですから。」
私が少し睨み付けて言えば、首領は首を傾げた。
森「おや？怖かったのかい？」
貴方「そりゃそうですよ…」
ポートマフィアの首領が怒っていたのだ。
怖いに決まっている。
私がそう伝えると首領はまたもや首を傾げた。
森「私はAが好きなのだから嫌がる事はしないよ。まあ、夜はそうはいかないかもしれないがね。」
貴方「…首領アレでしょう？私の反応見て楽しんでますね？」
森「おや、バレてしまった。」
艶のある声でさらりと言うものだから私がプルプルとしながら問うとくすっと笑って、予想通りの答えが返ってきた。
遊ばれてる……完全に転がされてる…
森「というか、嫌だったのなら抵抗する筈だが……抵抗するどころかあんなに甘い声を出していたよね？」
にっこりと意地の悪い顔で言われれば、顔に一気に熱が集中する。
貴方「あ、あれは…首領が触るからです。」
森「ほう…私に感じてくれていたのかね？それは光栄だね。」
ひぃぃ、さらっと言いやがったぁぁ！？
貴方「……もう勘弁して下サイ。」
私が顔を覆って俯くと首領はふふっと笑う。
恥ずか死ぬ。
死因が恥ずか死とか嫌過ぎる。
森「これに懲りたら下着を着けなさい。」
貴方「…はい。」
二度と下着外して寝るものか。
私は、そう固く決心した。
森「それと、そんな際どい服ならばきちんと戸締まりをしておくのだよ？」
貴方「はい？」
首領が思い出したように付け加える。
え、戸締まり…？
森「部屋の鍵、開いていたよ？…まさか、それも忘れていたのかね？」
首領の声がまた少し低くなる。
私の本能が危険を察知したので咄嗟にぶんぶんと勢い良く頭を横に振る。
貴方「わ、わ忘れていた！？違いますいつも開けていました！！」
森「…まあ、そういう事にしておこう。ただし。」
首領は納得してくれたが、続けてこう言った。
森「次部屋が開いていたら……
────先程の続きをさせてもらうからね。」
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舞 - 首領のルビ、ボスのはずなんですが...なんだか違和感があるんですよね「しゅ、首領」みたいなセリフの時内容はとても面白くてワクワクしながら読んでいます！ (2018年7月2日 22時) (
レス) id: 338b13862d (このIDを非表示/違反報告)
レイナ(プロフ) - 原作しか見てないのでアニメではどうなってるのかわからないのですが、首領の読み方はそのままでなくボスだと思います！更新楽しみにしてます頑張ってください^^*（同コメありましたらすみません） (2017年9月30日 0時) (レス) id: cfd67c96bc (このIDを非表示/違反報告)
浅葱_桜(プロフ) - 森さん(^q^)うぇへへ……なのですが、設定ページで三人称の意味合いが違うと……ヾ(・д・｀;)heとかsheとかｼﾞｬ (2017年8月18日 22時) (レス) id: 638a6231c6 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ@現実逃避(プロフ) - きなこさん» 初コメントありがとうございます。この作品で森さん好きが増えたのであればこの上ない喜びですね。企画も賛成して下さり…感謝です。暖かい言葉嬉しかったです。これからも、不甲斐ない作者ではありますが、よろしくお願いしますね*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2017年6月22日 23時) (レス) id: a2afccea58 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ@現実逃避(プロフ) - 晋陽さん» 森さんの色気は上手く描写出来ていますかね…？それならばとても嬉しいのですが…コメントありがとうございます。これからも、よろしくお願いしますね*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2017年6月22日 23時) (レス) id: a2afccea58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルリ@現実逃避 | 作成日時：2017年2月1日 21時
