第32話「条件つきの」 ページ34
私が首領をしっかりと見据えて言ったからだろうか。
首領は少しの沈黙の後口を開いた。
森「確かに、幻覚なら殺さずに済むだろう。だが、幻覚を見させるという事はかなり険しい道となるが…良いのかね?」
貴方「はい。重々承知しています。」
決して私の案に否定はしなかったものの、覚悟があるのか?と問い掛けるかのような威圧は感じた。
それでも、殺したくない。
貴方「首領、やらせて下さい。」
私が、深く頭を下げると
森「…良いだろう。ただし、条件をつけさせてもらうよ。」
と言った。
貴方「何でしょうか?」
私が、そう聞くと首領は黒服の男にそっと耳打ちする。
暫くすると太宰と中也が部屋へと入って来た。
二人は首領の前で跪く。
え、何この絵柄。
切実に写メりたいんだけど。←
森「では、条件について話そう。君は異能力を操れていないね?」
あ、待って嫌な予感しかしない。
文スト夢小説あるあるベストテンに入ってるアレだろ?←
森「よって、異能力の特訓については無効化の異能を持つ太宰君に任せたいと思う。良いかい、太宰君?」
あ、予感的中。
的中して欲しくなかった。←
首領から名前を呼ばれた太宰は恭しく返事をする。
太「お任せ下さい、首領。」
コイツ、マジ死なねぇかな…←
森「また、君は異能力があると判明した以上、他組織に狙われる可能性がある。そんな時、格闘術が必要となる。」
あ、待ってコレも嫌な予感しかしない。
文スト夢小説あるあるベストテン((ry
森「これは、マフィアきっての体術使い…中原君に頼もうと思う。頼んだよ、中原君。」
また的中(白目)
私、予感的中の異能力もあるんじゃない?←
でも危機感知能力はこれでもかってくらいないけど。
中也も中也で、良い返事を返す。
中「はい、首領。」
テメェその帽子燃やしたろうか←
口が悪くなってるって?
この二人見るからにスパルタじゃん。
一般ピーポーの私は果たして大丈夫なのかな?
森「そして、コレを。」
首領は私に銀の腕時計を渡してきた。
貴方「コレは…?」
森「異能力を抑制する道具だ。コレを外す時は必ず私、もしくはこの二人が居る時だけにしなさい。異能力の使用もだ。一人で訓練してはいけないからね。」
首領は私の手首に手際良く腕時計を巻き付けると私をもう一度真っ直ぐ見た。
森「条件はこれだけだ。…守れるかね?」
私はしっかりと頷く。
────こうして私の(地獄の)修行の日々が始まろうとしていた。
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舞 - 首領のルビ、ボスのはずなんですが...なんだか違和感があるんですよね「しゅ、首領」みたいなセリフの時内容はとても面白くてワクワクしながら読んでいます! (2018年7月2日 22時) (レス) id: 338b13862d (このIDを非表示/違反報告)
レイナ(プロフ) - 原作しか見てないのでアニメではどうなってるのかわからないのですが、首領の読み方はそのままでなくボスだと思います!更新楽しみにしてます頑張ってください^^*(同コメありましたらすみません) (2017年9月30日 0時) (レス) id: cfd67c96bc (このIDを非表示/違反報告)
浅葱_桜(プロフ) - 森さん(^q^)うぇへへ……なのですが、設定ページで三人称の意味合いが違うと……ヾ(・д・`;)heとかsheとかジャ (2017年8月18日 22時) (レス) id: 638a6231c6 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ@現実逃避(プロフ) - きなこさん» 初コメントありがとうございます。この作品で森さん好きが増えたのであればこの上ない喜びですね。企画も賛成して下さり…感謝です。暖かい言葉嬉しかったです。これからも、不甲斐ない作者ではありますが、よろしくお願いしますね*_ _)ペコリ (2017年6月22日 23時) (レス) id: a2afccea58 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ@現実逃避(プロフ) - 晋陽さん» 森さんの色気は上手く描写出来ていますかね…?それならばとても嬉しいのですが…コメントありがとうございます。これからも、よろしくお願いしますね*_ _)ペコリ (2017年6月22日 23時) (レス) id: a2afccea58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルリ@現実逃避 | 作成日時:2017年2月1日 21時