第2話「就職先」 ページ4
〜1ヶ月前〜
ヤバイヤバイヤバイ。
私、殺される?
その、今から会う、首領って人に?
ひぃぃぃぃ、嫌だああぁ…
まだ文スト最終回見てないぃぃぃ
森さんんんんんん…!!
そんな事を考えていると、黒服の一人が扉をノックした。
「首領、失礼します。」
??「入り給え。」
ああああ、なんか森さんの声に聞こえるぅぅぅぅぅぅ…
私は、ぎゅっと目を瞑っていた。
??「おやおや、侵入者と聞いてどんな手練れかと思えば…可愛らしい女の子じゃないか。」
「いきなり、エレベーター前に出現したとの事で…どうしますか、首領。」
??「取り敢えずは、彼女の話を聞こうじゃないか。君、名は何というのだい?」
ああああ、これで答えたら、住所特定されて家族まで殺されるんだぁぁぁ
でも、答えないと殺されるぅぅぅぅ
私は目を瞑ったまま、答えた。
貴方「し、しし島崎Aです。」
やばい、声が裏返って…
??「Aちゃんか。私の名は……
───────森鴎外と言うんだ。」
………は、い?
森、鴎外…?
え、舞姫の?ヰタ・セクスアリス?
私は、恐る恐る目を開けば、そこには…
貴方「…………………も」
??「も?」
私はその瞬間、黒服も予想外の行動を取った。
貴方「森さんっ……!!会いたかった……!!」
地面を勢いよく蹴って、そのまま、ダイブ。
そう、そこには、文ストで何度も見た、私の愛して愛して止まない、森鴎外その人が居た。
首領は、私を受け止めた。
が、いきなりの事で反応が少し遅れたのか、抱き止める。つまり、抱き締める形で私を支えた。
貴方「ああああ、やばい。なにこれ夢?夢なら覚めないで!!いやほんとやばい。やっと、やっと会えた……」
森「!!」
見上げれば驚いた表情の首領。
そして、私は暫くして、我に返る。
貴方「す、すみませんでしたぁぁぁぁぁぁ!!人違いですよね!!同姓同名なんですよね!?ごめんなさいぃぃぃ命だけはお助け下さいぃぃぃぃ何でもしますからぁぁぁ!!」
と、私は見事な土下座をかました。
すると、首領はふふっと綺麗に笑って
森「いや、構わないよ。可愛らしい女の子に抱き着かれるなんて中年としては嬉しい限りだしね。」
そう言うものだから、私は此処が文ストの世界とかどうでもよくなった。
というか、その微笑みと色気に耐えきれず、私は意識を手放した。
で、目が覚めれば、何でもするという約束通り、此処で働く事となりました。
島崎A、就職先はマフィアです。
1072人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
舞 - 首領のルビ、ボスのはずなんですが...なんだか違和感があるんですよね「しゅ、首領」みたいなセリフの時内容はとても面白くてワクワクしながら読んでいます! (2018年7月2日 22時) (レス) id: 338b13862d (このIDを非表示/違反報告)
レイナ(プロフ) - 原作しか見てないのでアニメではどうなってるのかわからないのですが、首領の読み方はそのままでなくボスだと思います!更新楽しみにしてます頑張ってください^^*(同コメありましたらすみません) (2017年9月30日 0時) (レス) id: cfd67c96bc (このIDを非表示/違反報告)
浅葱_桜(プロフ) - 森さん(^q^)うぇへへ……なのですが、設定ページで三人称の意味合いが違うと……ヾ(・д・`;)heとかsheとかジャ (2017年8月18日 22時) (レス) id: 638a6231c6 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ@現実逃避(プロフ) - きなこさん» 初コメントありがとうございます。この作品で森さん好きが増えたのであればこの上ない喜びですね。企画も賛成して下さり…感謝です。暖かい言葉嬉しかったです。これからも、不甲斐ない作者ではありますが、よろしくお願いしますね*_ _)ペコリ (2017年6月22日 23時) (レス) id: a2afccea58 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ@現実逃避(プロフ) - 晋陽さん» 森さんの色気は上手く描写出来ていますかね…?それならばとても嬉しいのですが…コメントありがとうございます。これからも、よろしくお願いしますね*_ _)ペコリ (2017年6月22日 23時) (レス) id: a2afccea58 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ルリ@現実逃避 | 作成日時:2017年2月1日 21時