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その週の休日。Aチャンとの約束の日。
「今日はよろしくね」
「よ、よろしくッス!」
その日の稽古は秋組特有のアクションを中心としたものだ。
これは男としてのアピールチャンスでは!??
気合いを入れ直そう。そう思い頬を強く叩いた。
「監督先生!Aちゃん連れてきたッス!」
「あなたがAちゃんね。みんなに紹介しましょうか。」
監督先生の集合の声に団員が集まる。
「紹介するッス!オレっちの仲間の秋組!」
団員の中にオレっちが並ぶのを見て目を丸くしている。
それからmankaiカンパニーの団員である事、万チャンや十座サン、臣クンに左京サンにあーちゃんの紹介、そしてかけがえのない家族であることを話した。
終始Aチャンの口は開いたまま、驚きの色が隠せないまま、ただ皆の顔を見ながら話を聞いていた。
「今まで内緒にしててごめんッス!!公演の事もあるから口外禁止だったンスけど、Aチャンには知って欲しいっていうか…」
照れくさくなって話し始めたのにもっと恥ずかしいこと言ってないッスか自分!??
「と、とりあえず、今日からAチャン、秋組の稽古を見学するということで!!よろしくッス!」
それからAチャンのための公開稽古が行われた。
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作者名:宵ノ月 | 作成日時:2022年9月4日 1時