復讐者はstoneworldでなにを想う

No. thirty-seven ページ38

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翌日から、早速ロードマップを辿る道のりが始まった

今日集めるのは


コ「おお！めっぽうたくさんついてるぞ！怪しげな黒い
　 砂が！」


川で、砂鉄を集めている。


千「いよいよ科学王国ロードマップ一歩目！
　 鉄の時代の幕開けだ、唆るじゃねえか！！」


千「しっかし、すげえな雌ライオン。テメーらの村は
　 全員ああなのか？」


ク「怪力のゴリラが何人かいるけどな、身軽なゴリラは
　 コハクだけだ」


コ「だから、ゴリラじゃない！」


ていうか、まだ数分しか経ってないのに休憩するの
早すぎない？体力ないの？


コ「というかほとんど私と星野が集めてるじゃないか！
　 君達も少しは身軽に働け！そもそも人手が足りない
　 のだ！」


千/ク「「サーセン」」


あ、クロムくんの頭にたんこぶが大量に痛そう



千空くんが、砂鉄を集めていると何かを見つけたらしく
前を向いていた。


千「スイカ・・・？」


スイカが川を下ってきた。


マ「スイカですね・・・」


と思っていると、スイカが起き上がった。
あ、人だったの


コ「スイカじゃないか、なぜここに私達についてきたの
　 か？」


千「スイカっつう名前なのか？」


ク「あだ名だぜ、多分スイカの皮被りっぱだからな」


なるほどね、というか泳ぐの上手いねスイカちゃん？
女の子なのか？声を聞いてないからまだわかんない。


ク「あー！てかスイカテメー、俺の磁石勝手に持って
　 きやがったな！」


クロムくんが、スイカちゃんの手から磁石を奪うと
それには砂鉄がたくさんついていた。


ス「スイカはねお手伝いがしたいんだよ。いつもこんな
　 の被ってるから誰のお役にも立てないんだよ。
　 きっと、大人になってもそうだよ」


やっぱり、女の子だった。それに優しい。


ス「だからね！スイカはね！困っている人がいたら！」


千「あ"ーご託はもういい」


あ、スイカちゃんが傷ついた顔を


千「実におありがてえ、科学王国は来るもの拒まず、
　 猫の手も借りてえんだ。砂集めなんかむしろ、
　 チビのが100億倍有利だからな。」


チビって・・・まだ小さい子なんだから


ス「スイカがこれがぶってるわけ、聞かないでくれた人
　 初めてだよ、きっと顔見られたくないんだって気づ
　 いてくれて、そっとしといてくれたんだよ！」


あ、スイカちゃんは嬉しそう。だけどねえ


コ「それは君、あまりにも千空を知らない。美化しすぎ
　 だ」


本当にね

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