復讐者はstoneworldでなにを想う

No.fifteen ページ17

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千「行ったか？司は」


その千空くんの言葉で意識が戻った。
あぁ、そうだ今はこっちに集中しないと


大「あぁ！あっというまにな！流石のスピードだ」


大樹くんが言い終わる前に千空くんがアルコールを
取り出した。


千「ソッコーで復活液作って杠、生き返らすぞ！
　 司がいねぇ間にな！」



大「どういうことだ！千空？さっき復活液がギリ足りないとか」


マ「そんな微妙なサイズのツボ、千空くんが置く訳
　 ないでしょう」


大「確かに！ってじゃあ何で、司に行かせたんだ！？」


うん、大樹くんは単純でいいね


千「諸刃のエサだ、洞穴の場所をバラしてでも
　 杠復活前に、司を排除したかった。」


大「なぜ、司を排除するんだ！いい奴じゃないか！」


いい奴ね・・・


マ「だからですよ、大樹くん」


大樹くんは私の言葉に首を傾げていた。
ですよね


千「司のご大層な『僕の考えた最強世界』にこっちは
　 1ミリの興味ねぇんだ、文明作りゲームの方が唆る
　 もんでな」
　

大「分かった！説明はいらん千空、お前がそう言うなら
　 そうなんだろう！何かあったんだな！
　 俺のいない間に」


すごい信頼、長年一緒に過ごしてきたからかな？


千「あぁ、獅子王司はいい奴で人殺iしだ」


人殺iしか、私もいつかそうなるんだよな





で、杠ちゃんを復活させようと復活液を大樹くんがかけ
ようとしている。
急いでるのに、いまはムードとか気にしないでくれ


千「急いでるってんだろ！デカブツ！」


あ、千空くんがかけた

大「ぬぉぉぉ！いきなりバシャっと！
　 なんかもっとこう！あるだろ！」


うん、普通の時ならそれでいいんだけどね。


大「何も起きんな？大丈夫だ！杠！大丈夫なのか！？」


千「あせんな、反応に時間がかかるんだよ。
　 こいつは一種のコールドスリープだ」


と、千空くんの難しい解説が始まったが大樹くんは
何が何だかという顔をしていた。ていうか言ったんだが


マ「まぁ、要するにその膜をナイタール液シミシミで
　 一部でも破れれば」


ピシピシと石像にヒビが入った。


千「そっから雪崩式連鎖を起こして一気に全身に波及」


石化が解除される


石化が解除され、大樹くんと杠ちゃんの感動の再会だ。
私はなんかお邪魔な気がして、少し後ろに下がった。



千「再会トークたけなわなとこ悪りぃがな、司が
　 戻る前に即決めろ」


千「道は二つしかねえ！どっちか選べ」

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