No,2 ページ4
エ「また,飲んでる・・・」
エレンは奥にいた駐屯兵を見てそう言った。
ハ「お前らも一緒にどうだ?」
エ「イヤ,あの、仕事は?」
ニヤニヤしながら訪ねてくるハンネスにエレンはえ?
となりながら尋ね返した。
ハ「おう!今日は門兵だ!」
ハンネスは堂々と言い放った。
ハ「一日中ここにいるわけだから、やがて腹が減り
喉も乾く。飲み物の中に、たまたま酒が混じっていた
事は些細な問題にすぎねぇ」
エ「そんなんでイザッて時戦えんの!?」
笑いながら言ったハンネスに対し、エレンは怒鳴った。
ハ「・・・・イザッて時って?」
しばらく考えた後にきょとんとしながら答えた。
エ「決まってるだろ!?ヤツらが壁を壊して街に
入ってきた時だよ!」
ハ「おい、エレン!急に大声出すんじゃねえよ!」
大きな声で怒鳴ったエレンに対し、ハンネスは酒の飲み過ぎで痛む頭にキーンときたらしく頭を押さえていた
駐「元気がいいな、医者のセガレ!ヤツらが壁を壊す事
があったら、そらしっかりやるさ」
他の駐屯兵も笑いながらエレンの問いに答えた。
駐「しかしな、そんな事100年間で一度もないんだぜ?」
エ「でも!そーやって安心してる時が1番危ないって
父さんが言ってたんだ!」
ハ「まぁ確かにそうかもな、街の恩人のイェーガー先生
には頭が上らねぇんだけど・・・」
ハ「でもなぁ・・・」
考え込むように、ハンネスは顔を上げていた。
ハ「兵士になれば壁の補強調査とかで壁の外をうろつく
ヤツらを見かける機会があるんだが・・・」
ハ「ヤツらにこの50メートルの壁をどうこうできるとは
思わねぇんだ」
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作者名:MiSha | 作成日時:2023年3月23日 10時