No.10 ページ12
.
しばらくして、壁外調査も終わり女型の巨人を
捉えた後
ある貴族から資金、食糧の援助の申し込みがあった
ということで、その使者の待つ部屋にエルヴィンは
向かっていた。
エル「失礼します。あぁやはり貴方でしたか」
「お久しぶりです。エルヴィン団長、お嬢様より
資金と食料の援助がしたいとの申し込みを伝えに
参りました」
エル「ありがとうございます。お嬢様はお元気ですか」
「えぇ元気ですよ。」
エル「なら良かったです、お嬢様によろしく
お伝えください」
「えぇ分かりました。では私はこれで」
エル「お気をつけて」
一つお辞儀をし、その部屋を出たその青年は
はあっとため息をついた
「本当にお嬢様は人使いが荒い。
後でおちょくってやろ」
と言いながら歩き始めた。
「ただいま戻りましたよ、お嬢様。
ていうかいい加減シガンシナから出ません?
このペンダントがあるとはいえ結構怖い」
『出る気はないわ、それにこの装置をどうやって
運ぶの?」
「まぁそうなんですけど、全く」
「しかしこのペンダント凄いですね。本当に
巨人に襲われない。さすがダプシェ家唯一の力の
持ち主。_____です。」
『それは言わないって約束でしょう?
約束を守らない子も嫌いよ」
「それは嫌ですね。約束は守りますよ大丈夫です。
というかあの嫌なやつまだここに来てるんですか?
さっさと帰ればいいのに」
『まぁそうね、でも必要だもの。いつか____
のためにもね』
「そうだとしても」
『大丈夫よ、もう少しで完成なんだから』
そう、あとちょっと
彼女が何をしようとしているのか分かるのはもう少し
先
2人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:MiSha | 作成日時:2023年3月23日 10時