ニセモノ彼女【爆豪勝己】 (ページ32)

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32日目ページ32

爆豪side

放課後。迎えに行ったら教室には誰もいなくてAの机には彼女のモノと見られる鞄が置いてあった。

(どこ行ったんだあいつ…)

そう思って鞄を持ち上げたとき、サイレンが鳴った。奥の使われていない校舎から火が出てる。

(火……………)

嫌な予感がして鞄を外に投げ火災現場へと向かった

*

*

*

人影が見えた。Aの姿とその周りに倒れてるデカイモブ共

爆「何ボサッとしてんだクソがッ!!!」

涙を流し、その場にしゃがみこんでいる。すぐに抱き上げ

(火の回りが速ェ…)

仕方なく身を乗り出して下へ飛び降りた。Aは怖かったのか何も言わずギュッと俺のシャツを握った

　

『私の…ひっく……せいっ…で』

救急車や消防車、警察が来ていろいろしてる間ずっとAは泣いてた

爆「怖かったな…」

抱き寄せて耳元でそう囁くとAはしがみつき小さな子供のようにわんわんと泣いた

(つーか、なんでこいつはこうも事件によく遭遇すんだよ…)

ため息をつきながら背中を撫でていた