ニセモノ彼女【爆豪勝己】 (ページ27)

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27日目ページ27

貴方side

教室に帰るとみんなの視線が一気に集まって恥ずかしくなった

緑「ど、どうしたのその髪…！」

隣の席の緑谷くんは私の髪をみてすごく驚いた様子で話しかけてきた

『あ〜・・・イメチェン？どう？似合う？』

緑「に、に、に、に、似合ってるけど…！」

『えへへ、ありがとう』

菜「ちょ…A！何があったの…？」

『あ、菜月――――』

〝あんたのお友達。気をつけなさい〟

『………イメチェンだよ〜！』

(ごめん…菜月…) しばらくは菜月を警戒しようと思って、本当の事を話すのを控えた

*

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(別になんともないなぁ………) パンを口に含みながら菜月を見つめるが菜月はいつもと変わらない。普通だ

菜「ちょっとトイレ」

『あ、うん！』

(何に気をつけなさい何だろう…)

『ん？』

机の上に置いてあった菜月のケータイが振動でゆれて目がいった。見る気は全く無かったんだけどそのメッセージを見た途端、私は教室から出て屋上へ向かって走り出した

爆「………………」

*

*

*

〝今から姫山〆るからおいでよ〟

ケータイには確かにそう書いてあった

『はぁ……はぁ………！』

階段を慌てて登る。屋上のトビラが見えて勢い良く開けた

『姫山さん！』

屋上には誰もいない

『あれ…？』

(おかしいな、確かに屋上って書いてあったはずだったのに…)そう思ったその時、頭に激痛が走った

『がっ？！』

ドサッ…… 冷たいコンクリートに倒れ込む

(だ…れ？)

ぼやける視界の中、最後に見えたのはいつも菜月がつけてる腕輪だった。