ニセモノ彼女【爆豪勝己】 (ページ22)

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22日目ページ22

貴方side

弔さんは私の事が大事なんじゃなくて外に情報を漏らされたら困るから優しくしてくれてるだけ、きっとそう。爆豪くんだって偽物って事がバレやら厄介だからきっとかしを作るために助けてくれるんだと思う

(やだなぁ……こんなことしか考えられない自分って)

ほかのこと考えようとさっきの弔さんの言葉を思い出した「お前がヒーローなんかなれるわけないだろ」

ズキッと胸が痛む。確かに私は弱いし。いつも助けてもらってるし。ヒーローとは程遠い

(だけど……ヒーローになりたいんだもん……)

部屋の隅で三角座りをしながら声を押し殺して泣いていると弔さんが入ってきた。慌てて目の涙をふく

『ど、どうしました？弔さん』

死「ここから出て行け」

『え…？』

死「早くしろ、殺すぞ」

『ど、どうしていきなり…！』

死「お前が邪魔だからだよ。いいから早くしろ」

『待って……やだ…！』お願い。捨てないで。

黒「邪魔なんですよ。貴方は」

『？！く、黒霧さん……？』

フッと視界が真っ暗になってドスンッと尻もちをつく。黒霧さんの個性でワープさせられた、どこかと思うと広い部屋の中。ベットや冷蔵庫が置いてあるけど生活感のない部屋

『どこ………？』

上から服などが降ってきた。

『どうして…いきなり…』

*

*

*

黒「本当に良かったんですか？死柄木弔」

死「うるさい…Aがヒーローになりたいなら俺達といたらダメだろ…」

黒「そうですが…」

死「こうでもしないと帰ってくるだろ……それと次会うときは敵だ。いいな」

黒「…………はい」