ニセモノ彼女【爆豪勝己】 (ページ3)

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3日目ページ3

貴方side

何……？いい匂い……私揺れてる……？

『ん………』

意識がはっきりするとツンツンした髪が見えた

『え？！ば、ば、爆豪くん？！』

爆「あ"？起きたか」

『あ、お、降りるよ』

そう言うと乱暴におろしてくれた。鞄を渡してくれた彼の顔を見て私は目を見開いた

『何したのその傷？！』

爆豪くんの頬や口には切ったような跡があってよく見ると制服もボロボロだった

爆「関係ねーよ」

『ちょ、とりあえずそこ座って』

爆「おい…！」

彼の手を無理やり引いてそばにあったベンチに座らせた

『ちょっと待ってね〜・・・』

鞄から絆創膏、消毒液、ティッシュなどを出すと「んでそんなもん持ってんだよ」と言われた

『私がよく怪我しちゃうから……』

爆「ハッ、ダッセー」

『はいはい。手当するよ』

爆「ハァ？！いらねえ、触んなブス」

『はいはい』

嫌がる爆豪くんに無理やりでも手当てするため強引に消毒液を塗ったティッシュを頬に当てた

爆「いっ…」

『あ、ごめん痛かった？』

爆「痛くねぇ‼」

『そっかそっか』

なんかプルプル震えてる気がするけどまぁいいか。

『はい、できた！で、何があったの？』

爆「んでもねーよ」

『よくない』

スパァンッと切り捨てると「チッ…」と舌打ちして歩き出した

　

『ちょ…！』

爆「？！はなせ馬鹿！」

『な、何があったか教えてくれたらはなす！』

爆「てめェ爆破すんぞ！」

『ひっ！じ、じゃあ燃やすよ？！』

爆「あ"？！なんの個性だ！」

『半冷半熱！』

爆「………死ね！」

『えぇ？！』

お互い路上で大声を出しながら揉めてると後ろから私の名前を呼ぶ声が聞こえた

『あ、弔さん…！』

死「誰？そいつ」

フードを深くかぶっててよく顔が見えないけど声でわかった。

爆「こいつの彼氏」

『え？！あ、う、うん！』

死「へぇ……帰るぞ」

近くによってきて4本指でグイッと腕を引いた

『わっ？！あ、は、はい！』

何か怒っているように見えたので大人しくついていこうとした