ニセモノ彼女【爆豪勝己】 (ページ19)

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19日目ページ19

貴方side

グワンッと視界が揺れて。白い壁が粉々になった

『は、ばく…ご…うくん？！』

爆「んっとてめェは手間かけさせやがんな!!」

落ちたと思ったら爆豪くんにキャッチされて場所は元の狭い体育倉庫に戻っていた。

『どうして…？』

爆「あ"？てめェの声が聞こえたんだよアホ」

『………ッ‼』

どうしてそこまでしてくれるんだろう。ニセモノなのに、これ以上助けられたら私…

爆「覚悟はできてんだよなァ？」

爆豪くんの声にハッとして彼の向く方向を見ると怯える女子生徒が立っていた

「ち、違うの…！」

爆「何が違うんだァ？！」

『ま、待って爆豪くん私怪我してないし…！』

爆「てめェは黙ってろ」

今にも殴りかかりそうな大勢をとる爆豪くん。女の子は怯えて動けない様子

『だめッ！』

爆豪くんの胸ぐら掴んで引き寄せた

爆「‼」

『ぷはっ………』

爆「てめェ何して…!!!」

『か、彼女のお願いだよ！』

学校(ココ)での私の立場は(ニセモノ)彼女。それを利用した

爆「チッ…」

『わっ？！』

肩に手を回して爆豪くんの方に引き寄せられた

爆「てめェらのリーダーに伝えとけ、「次コイツに手ェだしたらぶっ殺す」ってな」

女の子は震えた声で「は、はいっ」と返事して倉庫から出て行った

『ふぅ……良かった……』

爆「良かっただァ…？」

『んぐっ？！』

頬をガッと掴まれてすごい形相で睨まれた

『ひゃくごうくんおちついt……』

押されてマットに倒れた次の瞬間、唇が重なる

『んっ……まっ……ぁ…………』

爆「嫌なら個性使えよ」

私の脚の間に入ってる爆豪くん。着ている学ランのを脱いでシャツのボタンを外し始めた。その姿がどこか色っぽい

『ちょ、待って…！』

爆「待たねえ。嫌なら逃げろ」

嫌なわけない。だって貴方が好きなんだもん。

『お願い……』

どうか、バレないで。私の気持ち。