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十六話 ページ25

貴方side



小夜左文字さんと歌仙兼定さんと話しているうちに広場に着いた。

今度は自分の手で襖を開けた。



小夜左文字「Aさん、こっち。着いてきて。」

『うん、ありがとう。』

国俊「あ!A!次は小夜のとこか!」

『国俊。』

ちょうど、国俊たちの前を通る時に国俊に声を掛けられた。

国俊「明日の朝は俺達のとこに来いよ!」

蛍丸「あ、僕が最初に言おうと思ってたのに〜…。」

国俊「へへっ!俺の勝ちだな!」

国行「はいはい、お二人さんAさんが反応に困っとるやろ。」

『はは…。国行ありがとう。じゃあ、明日の朝はそっちのとこで食べるね?』

国俊「おう!約束な!」


『ごめんね、小夜左文字さん。少し話しちゃって。』

小夜左文字「構わないよ。話はもう終わった?」

『うん、もう終わったよ。』




私は、小夜左文字さんに連れていかれた場所に座った。


歌仙兼定「お、今日の夜ご飯は、“ハンバーグ”だね。」

『“はんばーぐ”?』

歌仙兼定「これの事さ。」

そう言って歌仙兼定さんは茶色のものに指をさして教えてくれた。

小夜左文字「“洋食”っていう分類にはいるんだって。」

『“ようしょく”…。異国のものかな?』

歌仙兼定「そうだよ。

お、そろそろいただきますをする頃かな。」


私達は主の合図で【いただきます】と言って食べ始めた。

私は最初にさっき教えてもらった“はんばーぐ”とやらを食べてみた。

『…!美味しい…!』

歌仙兼定「本当かい?それを燭台切さんに伝えたら喜ぶよ。」

『後で、伝える!』


美味しくてどんどん箸が進んでいってしまう。

小夜左文字「美味しそうに食べるね。」

歌仙兼定「今朝もそうだったけどやっぱ、作る側として嬉しいよねぇ。」


『ん?何か言った?』

小夜左文字「いや…なんでもないよ。」

歌仙兼定「そういえばさっき、来派の皆と話していたのを少し聞こえたんだけど来派の皆には呼び捨てなんだね?」

『あ、はい。昼間に国俊から呼び捨てで呼んでって。』

歌仙兼定「へぇ…。そうだったのかい。」

小夜左文字「僕のことも呼び捨てで呼んで。」

『え?』

歌仙兼定「僕の事もいいよ。さんなんて肩苦しいからねぇ。一応戦う時には命を預ける訳だしねぇ。」

『分かった。えっと…小夜と兼定は他にもいるから…歌仙?』

歌仙「ああ。歌仙で構わないよ。」

小夜「改めてよろしく。」

『うん。よろしく!』



そうして喋りながら食べたりしてたら、夜ご飯が終わっていた。

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ゆっち - 面白かったです。更新頑張って下さい !‼️続きがみたいです。 (2022年9月28日 16時) (レス) @page43 id: f8c9fe1d36 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜好きさん | 作成日時:2020年2月16日 16時

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