二十九話 ページ38
貴方side
自部屋に戻って硯と筆と紙､墨を取り出した｡
『なんか見返すだけで恥ずかしくなるな…｡』
でも恥ずかしくなると同時にこんなこともあったなぁってなるのかな｡
私は今日の出来事を紙に書いた｡
一昨日から書いてるもの｡
それは私がこの“本丸”に来てからの【日記】だった｡
日記っと言っても紙に書いて手紙みたいに折って入れとくだけなんだけどね｡
私は日記を書き終えて、そろそろ皆広間に集まる頃だろうと思い広間に向かった─────
広間に着いて誰と食べようかと迷ってると後ろから声を掛けられた｡
次郎太刀｢あれぇ？Aじゃーん！アタシの事覚えてるー？｣
『次郎太刀さんだよね？覚えてるよ｡』
次郎太刀｢良かった〜！覚えてないって言われたらどうしようと思ってたよ！｣
太郎太刀｢Aさん今日はどなたかと一緒に食事する予定は無いのですか？｣
『うん､そうだね｡』
次郎太刀｢じゃあアタシ達と食べよーよ！！兄貴もいいでしょ？｣
太郎太刀｢私は構いませんがAさんは構いませんか？｣
『うん､誰と食べるか迷ってたからありがとう｡』
席に着き、ご飯を食べている最中にふと思った事を口にした｡
『太郎太刀さんと次郎太刀さんは背がでかいよね｡』
次郎太刀｢そりゃー大太刀だからねぇ｡ま！デカすぎて奉納されたけどねぇ！｣
『へぇ…そうなんだ｡それじゃあ太郎太刀さんも奉納されてたの？』
太郎太刀｢えぇ｡そうですね｡次郎太刀は私に比べまだ使える長さですよ｡｣
次郎太刀｢と、言ってるけど結局はデカいんだけどねぇ！｣
『そうなんだ｡』
次郎太刀｢そういえば次郎太刀“さん”なんて堅苦しい呼び方じゃなくて次郎でいいよ！｣
『え…いいの？』
次郎｢いいよいいよ！兄貴の事も太郎で平気だよ！ね？兄貴？｣
太郎｢私は構いません｡｣
『じゃあ…そう呼ばせてもらうね｡』
次郎｢うんうん！さっ！おしゃべりも少し終わった事だしじゃんじゃん呑もーう！！｣
『え！？まだ呑むの！？』
太郎｢もうその辺にしておきなさい｡｣
次郎｢え〜！？まだ全然足りないよ〜？｣
その後太郎と次郎を止めるのに苦労をした事は言うまでもない｡
--------ｷﾘﾄﾘ線--------
2020/5/8 15000hitいきました！お気に入り登録も50人を越え……本っ当にありがとうございます！！これからも頑張るのでよろしくお願いします！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 143人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆっち - 面白かったです。更新頑張って下さい ！‼️続きがみたいです。 (2022年9月28日 16時) (
レス) @page43 id: f8c9fe1d36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜好きさん | 作成日時：2020年2月16日 16時
