九話 続 ページ18
そう言い、鶴丸国永さんは猫を差し出す。
『それで許してもらえるわけが｢いいだろう。｣………え？』
まさか、大倶利伽羅さん、今“いいだろう”って言った？
え？言ったよね？聞き間違い？
大倶利伽羅｢それより…Aか…。鶴丸の遊びに付き合わせてすまん。｣
鶴丸国永｢え？なんで俺が問題児みたいになってるんだ？｣
そこに丁度通りかかった､燭台切光忠さんが来た。
燭台切光忠｢ん？何してんのかな？…って、伽羅ちゃん土だらけじゃん！どうしたの！？｣
そう言い終わると燭台切光忠さんが鶴丸国永さんと私を見てきた。
全てを悟ったように。
燭台切光忠｢鶴さん！何でAちゃんを振り回してるの！ダメだよ！｣
鶴丸国永｢なんで俺が悪いみたいになってるんだ！？｣
燭台切光忠｢Aちゃん、ごめんね？鶴さんだってAちゃんと仲良くなりたくて誘っただけだから。……ほら！鶴さんも謝って！｣
鶴丸国永｢だから何でだ！？｣
燭台切光忠｢なんか言った？｣
燭台切光忠さんがすごく怖い笑顔で笑ってる。
これは止めないと。
『あの！えっと、私も楽しそうで協力したから鶴丸国永さんだけが悪いわけじゃない！』
そういうと鶴丸国永さんがハッ！とした顔で言ってきた。
鶴丸国永｢いや！誰が落とすか教えなかった俺が悪い！｣
そう言い終わると私をちらっと見てきた。
これはのった方がいいのかな？
『い、いえ！私が悪い！』
燭台切光忠｢鶴さんふざけないで。Aちゃんものらなくていいよ。｣
大倶利伽羅｢鶴丸。いい加減謝ったらどうだ。｣
鶴丸国永｢だから何で！？｣
『さ、さっき言ってたことは本当だから燭台切光忠さん、鶴丸国永さんだけ怒らないで！』
『大倶利伽羅さん！誰を落とすか知らなかったとはいえ、手合わせ後にすみません！』
大倶利伽羅｢別にいいと言っただろう。｣
燭台切光忠｢じゃあ、今回は見逃してあげるけど、鶴さんは僕の料理に手伝ってね。｣
鶴丸国永｢見逃してくれるんじゃなかったのか！？｣
燭台切光忠｢鶴さんは日頃の行いの罰。｣
鶴丸国永｢光坊のご飯は美味しいなそしてかっこいいな！だから許してくれ！｣
燭台切光忠｢そんなので許すわけが無いでしょ。｣
大倶利伽羅｢……体を洗ってくる。｣
そう言い、皆、解散した。
この落とし穴、どうしよっか。
また誰かが落ちたら大変だし、埋めとこう。
私はすこっぷをとって、土を戻した。
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ゆっち - 面白かったです。更新頑張って下さい ！‼️続きがみたいです。 (2022年9月28日 16時) (
レス) @page43 id: f8c9fe1d36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜好きさん | 作成日時：2020年2月16日 16時
