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第八松 ページ10

イ「これはミーが個人で調べたことザンスが…」

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お「じゃあなー!A!」

カ「気をつけて帰るんだぞー!」

『うん!ありがとう……』

チ「なんか元気ないね…大丈夫?」

『だ、大丈夫!心配しないで…。じゃあね!』



タッタッタッタッタッタッ





ガラガラガラ...『た、ただいま……』

母「は?また来たの?」

『……ごめんなさい』

母「喋らなくていいって言ってんだろ!!」ドカッッ

『カハッ!っっ……』

母「生きてるだけでもありがたいと思いな!」バキッッ

『ゲホッ……はぁ、はぁ』


母「気持ち悪い目なんか持って生まれてきて……
あんたなんか産まなきゃ良かったわ!!」


『……はい』

母「この家に帰ってくんな!この厄病神!!」


『……っ!』ガラガラガラ...ピシャン





『帰る家…なくなっちゃった』

『おそ松くん達にも迷惑かけらんない……』



カァー!カァー!バサバサバサッ

ビクッ『っ!!』

『なんだ…カラス……!!!』

『夕焼け…私の目より、明るくて、綺麗……』


?「君、こんな時間にどうしたの?」

『!!……帰る家、ないの』

『私、が、厄病神、だから……』

?「そうか…。一つ、心当たりがある」

?「そこで暮らすのは、どうだ?」

『え?そんな所があるの?』

?「あぁ……。連れていこうか?」

(最低でも二十年、暮らすことになるけどな……)

『はい!ありがとうございます!』

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ト「そ、そんなことがあったなんて……」

イ「まぁ、詳しいことは分からないザンスよ」

イ「遊郭に来てきてからしか覚えていないザンス」

お「だから俺達のことを覚えてないのか…」

ト「こんなの!あんまりだよ!!」

十「トド松、落ち着いて」

ト「落ち着いてられないよ!
嫌な思いをAはしたって言うのに…!!」

十「僕だって信じたくない!大事なAの
記憶がなくて、僕達のことまで覚えていない
なんて……」

カ(そうだよな…探していた幼なじみが
記憶喪失のような状態で、俺達のことを
覚えていないもんな…)












『お客さん?どうしました?』


お/カ/チ/一/十/ト「!!A……!!!!」

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作者名:もみじ | 作成日時:2019年9月23日 15時

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