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第十七松 ページ19

チョロ松side


Aが倒れた


そう聞いた時、胸が痛くなった



(昨日一緒にいたのに、なんで気づけなかったんだよ！！！)



僕は小さい頃からAを気にかけていた


腕や足は怪我だらけで、顔にも傷があった


それでもAは


いつも『大丈夫』だって言い続けていた





そんなの嘘だって

心配させないためだって

分かっていた

分かっていたのに


何もしてあげられなかった


そのせいでAは遊郭へ行ったんだ





ごめんね


辛かったよね


苦しかったよね




もう、そんな思いさせないためにも


僕達が君を救うから









もう一度、笑った顔を見せてよ

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作者名：もみじ | 作成日時：2019年9月23日 15時

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