happiness (ページ27)

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そんな話をしてから3日後
僕は社長を目の前に、今後一生納得できないであろう話を聞く。

「だからね、ユノくんをヨジャ風にしようと思ってるんだよね。」

『え？』

「だから、ヨジャにするの。」

『いや、わかんないです。』

「えー。困るなぁ」

困るのはこっちでしかないだろ。

『いや、本当にわからないんです。詳しい説明をください。』

「あー、そうだよね。
　とりあえずSEVENTEENを年頃のかわいげのある少年たちっていう路線で行こうと思っててね。
そこで、ユノくんには女の子になってもらおうと思って。」

『まじで最後だけよくわかんないです。』

まずまず女の子ポジって必要なのか？

「ヨジャみたいな子が1人いるとグループの幅も広まるし、演出の幅も広まるし、方向性の幅も広まるんだよねー。」

納得してしまった自分が悔しい。

『そもそも何で俺なんですか？もっと向いてるメンバーはいると思います。』

ごめん、メンバー。
僕、メンバーを売ってでもヨジャポジはやりたくないんだ。

「えー？他に誰がいるの？」

『…‥ジフンくん、とか、かわいいですよ』

ごめんジフンくん。僕ほんとにジフンくんのことかわいいって思ってる。

「ジフンは、かっこいいじゃないかー」

え、僕は？
もしかして僕かっこいいって思われてないからこの話されてるの？
だとしたら僕のこと嫌いすぎだろこの社長。

『スニョンくんとか、かわいいとこあります。」

「スニョンは、ダンスが強いからヨジャって感じじゃあないよねぇ」

知ってたかも

『…スングァナとか、あの子性格が本当に可愛いんですよ。』

「スングァンは歌がうまいから事務所的にヨジャ風にしたくない」

その感じで行くとソクミナもダメじゃん。

『………何で僕なんですか？』

「ユノは顔がヨジャみたいでかわいいじゃない」

男としては屈辱的だけど
アイドルとしては褒め言葉に入るだろう。

いや待てユノ。ハニヒョンも社長の命令で嫌がりながらも長髪にしてるんだぞ。

『…わかりました。やります。、けど！ヨジャではなくて、中性的な感じで妥協して下さい。』

「えー、…わかったよ。」

少し不貞腐れた社長。いやこの人なんなん。

2人して不貞腐れた表情をしてたらマネさんがお時間ですよと部屋から出してくれた。

今日から僕は中性的な路線で行くらしい。
うっっわ絶対ミンギュからいじられる気がする。

あ、でもハンソルにヌナって呼ばれるのはありかもしんない。