happiness (ページ17)

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ジュニヒョンとの勉強会は毎日ではないけれど、3日に1回くらいの頻度で続いてる。

物覚えがいいジュニヒョンに教えることは簡単だし、反応が良くて面白い。

新しい練習生のことが気になるのか、
みんなよく顔を出しに来てくれる。

最近はハンソルとスングァナがお菓子の差し入れをしに来てくれた。

多分
かわいい人型のジンジャークッキーがスングァナで、
ピリ辛のあたりめがハンソル。

お菓子の差し入れにも性格が出るもんだね。
とジュニヒョンと韓国語で話したのをよく覚えてる。

＊

『ジュニヒョンはサランスロウォ。』

韓国語に頭を抱えるジュニヒョンが可愛くて
慣れない表現をつかった。

JN「サランスロウォ？
　何それ〜？どんな意味？」

『かわいいっていう意味だよ』

JN「かわいいならキヨウォじゃないの？」

新しい単語に戸惑うジュニヒョン。
困り眉になってても失われない綺麗な顔に笑顔を溢す。

『キヨウォは幼い子供とか動物にいう言葉でもあ
　るんだよ。
　サランスロウォはかわいいの中でも
　いとしくてかわいいっていう意味。』

JN「おー….ユノって本当に王子様みたいだね…」

『それならお姫様はだれだろうね笑』

ぽやっとしてる顔をあからさまにムッとした顔にして悩み始めたジュニヒョン。
日本でいた時に聞いたあざといっていう言葉がよく似合う。

JN「んー……ハンソラだね。
　ユノはハンソラを見るときだけ蜂蜜みたい
　な目をしてるよ。」

自分でも気づかなかった衝撃の事実に驚く。

でも心当たりは思い返すほどあるので認めざるを得ない。

『おーぅよく気づいたね、ジュニヒョン。

　でもハンソルがお姫様って感じはしないかも笑

　お姫様ならジフンくんが似合うよ。
　かわいいからね。』

へーって顔をしてたジュニヒョンがいきなりニヤニヤし始めた。

JN「じゃあ僕のお姫様はユノにしておくよ。

　サランスロウォ〜♡
　僕のコンジュニム〜♡」

一昨日教えたお姫様っていう韓国語を仕切りに使って僕をこれでもかというほど撫で始めるジュニヒョン。

『あー！髪が崩れちゃうってば、ヒョン笑笑』
　
僕の視界にはジュニヒョンのトップスの白しか目に入らない。
ジュニヒョンは肩幅が大きいから僕の体がすっぽりと包まれている。

___

JN「ユノ、キヨウォ〜♡」

『それは、小さい子に向けてって教えてばっかり
　だよヒョン。』

JN「えへ。」
　
『もー…』