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柄にもなくミンギュに泣きついてしまった夜。
翌日、僕自身は気まずかったものの、
ミンギュは何やら得意げに
MG「俺がユノの相談役だね!!
いつでものってあげる!」
なんて言うものだから気まずさなんてどっかに消えてった。
『………ありがとうね。』
MG「んー?何てー?」
『なんでもない』
*
パフォチでの練習中、
扉の開く鉄の音がした。
MN「新しい練習生だよ。これから練習に参加す
る。挨拶しといて。」
急だね。
JN「こんにちは。ジュンです。96です。
よろしくお願いします。」
少し辿々しく話したヒョンになる人。
鼻が高くて綺麗。
恒例の自己紹介タイムが始まる。
けど、中心にいるジュンさんは困ってそうな顔をしてた。
*
練習時間が再開し、見学しつつも一緒に踊るジュンさん。
高身長でスタイルがいいからどんな振りでもよく映える。
だから、スニョンくんがあれよこれよといろんな振り付けをやらせ始めた。
スニョンくん楽しくなってきちゃってるわ。
それに対して注意するチャニとちょっと拗ねるスニョンくん。
少し慌てるジュンさん
っていう図が面白くて、
今日の練習は楽しく終わった。
*
『ジュンさん?ですよね。
僕97lineのユノです。
さっき自己紹介するの忘れてたから…
これからよろしくお願いします。』
JN「あっと、これからよろしくお願いします。」
やっぱり辿々しい韓国語。
これは韓国の人じゃないだろう。
マネージャーさんが何も言わずに行くから…
ジュンさん困っちゃってるじゃん。
『ジュンさんってどこからきたんですか?』
ゆっくり、聞き取りやすいように発音する。
JN「中国からきたよ。」
言われてみれば発音が中国寄りなところがあるし、顔立ちも中華美人って感じの顔立ちをしてる。
あいにく僕は中国語がわからないから
どう助けになればいいかわからない。
でも、これから家族になる人だから、
『言葉、大変ですよね。
僕のことはユノでいいですよ。
僕はジュニヒョンって言います。
一緒に韓国語勉強しましょ!』
JN「ユノ…
申し訳ないよ。いいの?」
『全然大丈夫ですよ
僕、日本に6年間いて韓国語苦手なんです。
だから、一緒にどうですか?』
控えめに頷いてくれたジュニヒョン。
ヒョンでも、僕の方が少しだけ先輩だから、
言語は違うけどヒョンの力になりたい。
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作者名:わかなの | 作成日時:2022年8月23日 4時