その花を手折って ページ21
香織side
先「逃げなさい貴方達!」
え?
何が起きたの?
頭は理解していないのに、躯は底知れぬ恐怖を感じたみたいに動かない。
先「何をやっているの香織!速く皆と逃げて!」
海「速く行くぞ!」
手首を引っ張られ、部屋を後にした。
香「か……海、何があったの?」
海「判ンねえけど、武装したオッサン達が行き成り来たんだよ………!」
其処で漸く理解が追い付いた。
待って、武装した人達って事は………。
香「離して海!先生も一緒に逃げないと!」
海「莫迦かお前!先生が自分の命を捨ててまで俺達を守ろうとしてるのに
お前は其の思いを踏みにじる気か!!」
何で先生が死ななくちゃならないの。
駄目、先生も皆も絶対に生き残る。
此の幸せを終わらせたりなんてしない。
香「………判った、じゃあ自分で走るから離して。」
海は素直に手を離してくれた………今だ!!
海「ッ………!?おい香織!!」
ごめんね海、利己主義かもしれないけど、僕の幸せを終わらせたくないの。
僕の幸せは誰一人として抜けちゃいけないから。
お願い、今だけは許して。
ドアノブを掴んで、思い切り開けた。
香「先生!」
其処には、銃を持った男の人と、包丁を持った先生が居た。
先「香織………!?」
男「莫迦な餓鬼だな。」
其の冷たい声がした時には、銃弾が此方に向かってきていた。
先「香織ッ!!」
真っ赤なお花が視界に広がりました。
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櫻夢(プロフ) - サクラさん» ヒェェェエ、有難うございます!!ご期待に添えるよう、頑張らせて頂きます! (2019年5月12日 15時) (レス) id: 1ae4b15f99 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - サクラ、この小説好き!!だから、頑張って!! (2019年5月12日 9時) (レス) id: 8f4ae8bf9f (このIDを非表示/違反報告)
櫻夢(プロフ) - 夢華さん» 頑張ります! (2019年5月9日 18時) (レス) id: 1ae4b15f99 (このIDを非表示/違反報告)
夢華 - 更新、頑張ってください! (2019年5月9日 18時) (レス) id: 2a7a626782 (このIDを非表示/違反報告)
櫻夢(プロフ) - 夢華さん» じょっ上位!?有難うございます!!更新頑張ります!! (2019年5月9日 18時) (レス) id: 1ae4b15f99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:櫻夢 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Ymamihaa131/
作成日時:2019年3月28日 12時