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地獄絵図ですか? ページ5

side^Hikaru


パンツスーツに身を包み少し高めのヒールを履いてコートをひっつかむと家からでた。


「今日は風が冷たいな……」


私は悪くない。悪いのは昨日いや、今日日が昇るまで盛っていたアイツらが悪い。

ご飯作って置いてあげたし感謝してほしいよね←



秘書『お待ちしておりました、お嬢様』



「その言い方はやめろと何度も言っている。ああ、今家で6人が潰れてる。仕事があるのであれば迎えにいくよう各家に連絡を。それで今日の予定は、」



今日の予定を確認しながら資料へ目を通していく。
そこには、薮の名前があった



秘書『まずご実家へ。その後、会社へ。そこで会議へと出席。そして、お昼には大学のキャンパスへ』


「薮の名前があるね…経営方針かな……はぁ…めんどくせぇ……」



パソコンでやり取りをしながら窓の外へと目線をやる。



秘書『どうかなさいましたか?』



「婚約者。決める理由もない。」



秘書『ですが、ほかの方はもう決められているのでしょう』



「他人は他人。私は私だ。正直まだ考えたこともないんだ。母様が異常に早かっただけだろう」



そう言って向かうのは山梨県。大きな林の中ある、もはや城にしか見えない実家に着くと、車を降り母親の元へと向かった

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作者名:水無月憂羅 | 作成日時:2017年10月28日 19時

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