俺に懐いたのは学校1のアイドルでした！？ (ページ3)

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side^Yamada

『やまだくーん！』

女の子の集団に呼ばれて、少しの笑顔を浮かべて手を振るとキャーっと耳を劈くような声を上げて喜んでる。

？『相変わらずすごい人気だね』

「あ、櫻井せんせ！」

櫻『いやー、中等部の人気者がどうなってるか見に来たら女の子の黄色い声が聞こえたから迷わなかった』

「知念知りません？さっきはぐれちゃって」

櫻『知念なら大野先生のとこにいたよ？』

「ほんとだ、ありがとうございます！」

櫻『たぶん、これから山田も知念も大変になるから頑張ってね』

「…？はい！」

そう言って俺は知念と入学式に出るため知念の元に向かった。

入学式終了後…

知『生徒代表ってなんだろうね。』

「言って見ればわかるんじゃない？」

校舎に入ってみたけど生徒会室の、場所がわかんなくてベンチに座っていた先輩に声をかけた

「あの、生徒会室ってどこにありますか？」

声を掛けた先輩は面倒臭いなって言わんばかりのオーラを放ちながら顔を上げた。

？『生徒会室ね…東棟の二階にあるよ』

「ありがとうございます！
ちねーん！生徒会室東棟だって！」

校内見取り図とにらめっこをしていた知念を呼ぶとパタパタと駆け足であらわれた。

知『あ、ありがとうございます』

？『いえいえ』

先輩は誰かを探すようにキョロキョロと見回していた。そのときふわっと長い前髪の隙間からメガネ越しの大きな綺麗な瞳が見えた。

？『大ちゃーん！』

大きな声が聞こえて少し顔を向けると見たことある人が手を振りながら走ってきてた。

「…あれ？誰だっけ」

知『伊野尾慧先輩。入学式で生徒会長として挨拶してたでしょ。』

「あぁ…そう言えば…」

？『ちゃん、早く帰ろ』

慧『ごめんね！待たせちゃって！
あ、新入生の代表の子達は生徒会室で山Ｐせんせーのお話聞いてきてね！えっと、山田くんに知念くん！』

「はい！」

知『わかりました、』

慧『健闘祈るよー！』

意味深な言葉に送り出されるように俺らは生徒会室へと急いだ。

「あの先輩可愛かったな…」

知『涼介って陰キャ好みだっけ』

「瞳が綺麗だった。有岡先輩、」

知『名乗ってもらったっけ？』

「カバンに書いてあったよ。」

知『涼介こわっ…』

「るせー！早く行くぞ！」

典型的な陰キャな先輩との出会いは、俺の運命を大きく変える。それはまだ先の話。
でも、彼は俺の中に大きく残った