俺に懐いたのは学校1のアイドルでした！？ (ページ2)

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side^Arioka

「ふぁ…」

平成高校の入学式。俺は関係ないけど、生徒会長であるちゃんは挨拶をしないといけないからまってて！って言われて、校舎のベンチに座って待ってる

「ねむ…ちゃん、まだぁ…？」

目をごしごしと擦りながら携帯でゲームをしてたらふっと目の前が影った。

「ん、？」

？『あ、すみません。先輩、ですよね！』

俺の目の前に立っていた彼の胸元には薔薇のコサージュが飾られてる。

あぁ…新一年生か…

？『あの、生徒会室ってどこにありますか？』

「生徒会室ね…東棟の二階にあるよ」

？『ありがとうございます！
ちねーん！生徒会室東棟だって！』

？『あ、ありがとうございます』

子犬のような男の子が駆けてきてペコッと頭を下げた

「いえいえ、」

入学式が終わったなら、ちゃんも出てくるはずだと思いキョロキョロと見回すと手を振りながら走ってくるちゃんをみつけた。

慧『だいちゃーん！！』

「ちゃん、早く帰ろ」

慧『ごめんね！待たせちゃって！
あ、新入生の代表の子達は生徒会室で山Ｐせんせーのお話聞いてきてね！えっと、山田くんに知念くん！』

？『はい！』

？『わ、わかりました…』

慧『健闘祈るよー！』

意味深なちゃんの言葉に送り出された彼等は生徒会室へ走っていった。

「新入生代表って、アレですか…」

慧『アレだよ、大ちゃん。』

「2年に1度だもんね。っていうか新入生代表なんて聞こえよくしちゃダメでしょ」

慧『あはは、去年の失敗例があるからね。
でも、彼等中学からのアイドルだからさー』

「まあ、そっか。おれには関係ないけどね」

そう言って、俺は眼鏡をかけ直した。

慧『もー、俺の前くらい外しなよ。』

「今日度入りだからむーりーでーすー！」

わちゃわちゃと話しながら家へと急いだ

今日出会った無駄に顔面が綺麗な新入生が、これからの俺の学生生活に、そして人生に大きな波乱を巻き起こすことはまだ知らない