【約束のネバーランド】紺の少女と鬼ごっこ04

145日目 頼む ページ20

・ノーマンから



レイは死ぬ気だ。


＿＿「お前ら三人を殺させないためだよ！！」


“僕ら三人”……レイは自分を数に入れていない。



逃げる気がないんだ、始めから農園(ここ)で死ぬつもり。

なぜ？いや、なぜであろうと絶対に阻止しないと。



レイの性格から考えて、大人しく出荷されるとは思えない。

何かする。



何をする？

レイは……

一体どう死ぬつもりで……



偶然見つけたそれ。



火か……



読めてきた……



つまり火事を起こすんだな。

自分を燃やして火事を起こし、ママを引きつけ僕らを逃がす。



それがレイの計画、とんだ奥の手だ。



でもさすが、すごいな。あれだけの準備。

いい作戦だ。

レイさえ死ななければこの作戦は使える。






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親愛なるエマへ。

この先の計画をここに記す。



決行は2か月後。

恐らくレイの誕生日、その前夜。



レイが仕掛ける火事を利用してレイを救い、ママを出し抜き、皆を連れて逃げるんだ。

詳細は以下に。

大丈夫、できる、逃げられる。



僕らの真の計画はバレていないし、時間もある。

それに思いがけない品も手にした。


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「何だ コレ」


鍵型！！これ……シスターからか！！


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2か月の準備。

執るべき指揮。



どうか、レイを、兄弟(皆)を









脱獄(あと)を頼む。









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