【約束のネバーランド】紺の少女と鬼ごっこ

14日目 今 ページ20

・Noside


今日もやって来た自由時間。

今日も木の下で本を読む少年。

しかし、本はすぐに閉じられてしまう。





今日も小さな子と触れ合う少女。

今日も変わらず笑顔を浮かべている。

しかし、いつもより早く「明日も遊ぼうねー」と。





今日も森にいる二人。

今日も着実に、準備を進める。

本日のノルマが達成されたところで、少女は考えて
いたことを口に出す。


「ねぇ、ノーマン。

レイとAには話して大丈夫なんじゃないか
なぁ…」


ノーマンは、それは僕も考えてたと返す。


「二人ならパニックになったりしないだろうし

レイは物知りな分、機械に詳しい。

Aは状況を分析して、考え、多様な視点から助言をくれると思う。

きっと戦力(力)になってくれる」


冷静で的確。

常に先を読んで、最善の判断を下す…

全員で生き延びるためにも二人の協力(助け)は
不可欠。


というのがノーマンの考え。


けれど…


「？」

「二人には僕から話すよ、エマは一度戻って…」

「なんで？今 話せよ」

『私も興味あるなー』



「「！！？」」


声のする方に目をやると、岩に腰掛け、本を支えていない手をこちらに振るレイ。

と同時に木から飛び降りて、レイの横に立つA。


「え！？」

「悪ィ、ツケてきた」

『同じく』

「〜〜〜〜〜! ! ! ? ?」


驚きを隠しきれないエマを気にも留めず


「いー加減 気になるから、問い詰めようと思って」


その言葉を合図に


「『門で何があった？／あったの？』」


核心に迫る。


・

15日目 のみこみ→←解説［鬼ごっこ！］

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す