【ツイステ】一人目の監督生はスカートが履きたい。 (ページ6)

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「女の子にこんな部屋で過ごさせるのは酷いモンだ」

そーだそーだと同調するお化け……ゴーストたち。ちょっとかわいいかも。

「ええと……はあ……。………………はっ！？！？」

「女の子、なんですか！？！？！？」

びっくりして目を見開くクロウリー。え、何、男だと思われてた？

どこまでも失礼だな本当に……。

『まあ、一応、というか女です……ね。』

髪も短めだし確かに肉も脂肪もありませんけど！！！！

「……女性でしたか、ええ、これは申し訳ない。それで、……言いづらいんですが、この学園は男子校なんです」

『え』

「つまり、思春期真っ只中の男子高校生しかいないんですね。学園の風紀を乱さないために、少し対策を考えさせてください」

これが本当の紅一点。

夕飯をテーブルに置いて、出ていこうとするクロウリーに声をかける。

『あのっ！あの、男装……とかはどうでしょう……？』

見ての通り、男性にしか見えないみたいですし。そう付け加えると、クロウリーは申し訳なさそうな顔をした。

「……よろしいんですか？」

私は声も少し低めだし、女性らしい体つきではない。

髪を短くして、サラシをまけばなんとかなるだろう。

『はい。』

「そうですか、それでは制服と一緒に、多少認識を阻害する魔法薬を渡します。いくら見た目が男性でも、勘のいい生徒は何人もいますから。」

ぺこっと深いお辞儀をして、クロウリーは帰っていった。

……これからどうしようか。とりあえず掃除しよ。