【ツイステ】一人目の監督生はスカートが履きたい。 (ページ11)

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『あっはい。ゆやけ。』

「夕焼けな。お前、ホントにどこのやつだよ。世間知らずすぎるだろ……」

呆れたようにこっちを見据える……誰だっけ。王子。

ぺしんぺしんしっぽを地面に叩きつけている。

『えーと、レオスカラーさんでしたっけ……』

「レオナ・キングスカラーだ馬鹿。何回も言わせるな」

『アッすみません。えへ、あのお、ちょっとお願いしたいことがあるんですけど……』

ニヤニヤしているのは自分でもわかる。毛並みのいい耳、スラーっと伸びたしっぽ……。

薄い耳はうちで飼っていた猫が思い出される。

正直に言おう、触りたい！！

めちゃくちゃ触りたい！！！！！気になる！！！！ピコピコ動いてるそれが気になる！！！

「……はァ？」

『お願いします、この通り……』

両手で拝むようにしていると、ふっと笑って頭を傾げた。

「これか？」

耳がぺたんと下がる。なにそれ触っていいってこと！？

「はは、残念だがこれはお触り禁止だ。だが……」

王族耳は触っちゃダメなの……なんで……。

「レオナさ〜ん！もう二限目終わっちゃいましたよ〜〜〜！？」

もう1人のもふもふが現れた。
なんだって。