16.傘 ページ17
雨。
『傘、忘れちゃったな』
ポツリと、呟く。
誰もいない保健室で私は一人、
委員の仕事をしていた。
しんぺい先生と話さなくなって3日。
元々そんなに話す間柄ではなかったが、
なんとなく、
そう何となく、先生が私を避けてる気がする。
『はぁ…』
書類終わったし、帰るか…
今日は濡れて帰らなきゃいけないのか…
ｶﾞﾗｯ
ドアを開ける音。
立っているのはしんぺい先生。
「A……さん…」
気まずそうに下を向く。
『あっ、私もう帰るんで…失礼しました…』
この沈黙をどうにかしようと、
足早に保健室から出ようとした。
刹那、
腕を掴まれた。
『はぇ？』
自分でも驚くほど間抜けな声が出る。
「かっ、」
『か？』
「傘、貸しますから…また風邪引きますよ…
貴方は………危機感が無さすぎる…」
…えっ。
『あっ、えっと、ありがとうございます…』
突然すぎた。
傘を受け取る時、ボソッと
「すいませんでした…避けるような行動をとってしまって…」
あぁ、自覚はしてたんやな…
理由はあえて言わないし、あえて聞かない。
『大丈夫ですよ…。』
そう言って微笑むと
顔を上げてにこ、と微笑む。
目の下には隈ができていた。
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うーな - 続き早く読みたいです (2020年4月3日 20時) (
レス) id: 9718b64f99 (このIDを非表示/違反報告)
#黒々 - 神推しやからこういう小説うれしい♪(*^∀^*)更新頑張ってください!! (2019年11月11日 22時) (レス) id: 6fbdc70f6f (このIDを非表示/違反報告)
ラーメン(神推し) - 神の小説少ないんで嬉しいです！更新待ってます(∀｀*ゞ)ｴﾍﾍ (2019年11月3日 14時) (レス) id: 4906f728aa (このIDを非表示/違反報告)
ローク - あまりしんぺい神との絡み小説ないからめっちゃ嬉しい←この小説書いてくれてありがとうございます…… (2019年5月31日 16時) (レス) id: 3f365a13a5 (このIDを非表示/違反報告)
時雨です。(プロフ) - イムさんさん» んんんんありがとうございます！！更新遅くてすみません_(-ω-`_)⌒)_ありがとうございます！！頑張ります(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ (2019年4月27日 6時) (レス) id: b5d4cf855a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐーさん | 作成日時：2019年3月30日 0時
