ご冗談も顔だけに。（宮侑） (ページ3)

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お友達。ページ3

*

「、、。なに、知り合いだったの？」

そうだ。角名君の事スッカリ忘れてた、、。

『あ、まぁ、？一応ね？』

「俺とも友達になってよ」

ニコッ。
と、女子顔負けのキラキラ笑顔。

『うん。そのつもりだけど？』

「おい。」

廊下に立っていたヤンキー女集団？
的なものにガンを飛ばされた。

てか、廊下の皆の事忘れてた、、。
今思えば全員(先生含め)私たちを見ていた。

『(もうヤダ)』

「ちょっと、用あんだよ。こい。」

と言って腕を引っ張る、ヤンキーもどき。

「ちょい待てや」

と、侑君も私の片腕を引っ張る。

「俺ら『友達』と話したいんだけど」

角名君も私の腕を侑君と引っ張る。

『痛たたた！ステイ、ステイ！』

ヤンキー女達は侑君達の登場に驚いたみたいだけど、
そんなのお構い無し。

「侑。角名。、、そちらのお嬢さん。」

「「「？？！」」」

ヤンキー女も、侑君も角名君も声の主を見つめていた。

『(え、誰よこんな時に、、)』

青の上履き。三年生。センパイや。。

「そんな乱暴に引っ張るのはアカンやろ」

「「すいませんっしたｯｯ！」」

『！！？』

侑君と角名君が勢いよく頭を下げる。

「チッ。行くぞ」

それだけ言い残し、その集団のリーダー？？
は、ヤンキー達を連れて去っていった。

『(い、命の恩人やぁ)』

「ウチのが迷惑かけたな。」

『いえ！全然ですっ！』

後々聞くとそのセンパイは、北信介と言うらしい。

『と、とりあえず、どっか行こ？』

ヤンキー達の登場や、北さんが入ってきたことにより人が明らかに増えた。

「侑。角名。こんな可愛ええお嬢さんが怪我したらどうするん？謝りや。」

「「この度はすいませんっしたｯｯ！！、」」

北さんの一言で2人が平謝り。

『いや、全然そんなｯ！北さんこそ！ありがとうございます！』

「俺は何もしてへんよ。怪我がないならええけど」

なん言って飴をくれた。

『(お母さんやないかい、、)』

『北さんかぁ。カッいい人やね、、』

私の命の恩人。。ヤンキー達を見ても怯まず、それで居てヤンキー達を追い払える貫禄！

『(まさに理想)』

「なｯ、北さんが好きなんか！？」

侑君が慌てて聞いてくる。だまれ、性悪男が。
と言いたいが仮にも『お友達』なので。

(作者から皆様へ)

侑君を性悪男などと言ってしまい
すいませんっしたｯｯ！！
作中ではそう言う設定なのでご理解頂ければ
幸いです！