世の中お顔？ ページ1
*
高校1年の時は目立つのが嫌でずっと存在を消してきた。
学校で人気の侑君と仲良くなりたかったでも、、。
「友達、？冗談も顔だけにせぇや？」
こいつとは一生分かり合えそうにありません。
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「誰だよ、あの美少女！！」
「1年で居なかったよな？！転校生！？」
いや、普通にいましたけど。
髪を切って、服装を変えて、少しメイクをして、雰囲気を良くしただけで
周りから注目される。
「そういえば、侑センパイ！私告白しよっかなー？」
「抜け駆けすんなー！」
宮侑。。そう。あれは、高校1年の夏。
みんなから人気の侑君がかっこよくて、友達になりたかった。
『友達になってくれませんか、、？』
「はあ？、」
その瞬間。アイツは有り得ないことを言ってしまった。
*
「友達、？冗談も顔だけにせぇや？」
『へ？』
彼を見返してやろう。たった一つのきっかけ。
「転校生？」
ふらふら歩いているといきなり、高身長お化けに声をかけられた。
『(この声は、、！)』
とっさに見上げる。
そこに居たのは、
角名倫太郎である。
侑。(宮ツインズ)と共に人気な角名君。
(女子に)
高身長なのに、可愛い所があるとか、ないとか。。
『いや、違います。』
「標準語。どこ出身？」
細かい所まで見られている。。なんか、こわ。
『一応、東京です。』
親が東京出身で、家でも標準語。
関西弁とか喋る事がまず無い。
「へー。」
自分で質問しながら興味なさげ。
『(関わりたくないタイプだな、)』
「1年は、何組なん？」
コテンッ。
と、首を傾げた。
『(女子じゃん、、。)』
『に、くみ、』
「侑と、一緒じゃん。」
『そうだ、侑君！』
彼をビックリさせんと行かんのに、忘れとった。
(エセ関西弁)
「あ、侑ん所行くの？」
やっべ、声に出てた、、、。。
『あ、、。うん。』
行かないのになんで、うんって行ったんだよおォォ！
「丁度いいから、俺も行こ」
オーマイガー。
終わったよ。
白状しますよ！見返すとかそんな度胸ないよ！
男は度胸！女は愛嬌って言うじゃん！
愛嬌だけ振りまいとこうよ！？
そんな、心の声も角名君には届かず、、
しかも、手を引っ張られているので告白と勘違いされている。。
「え！待って、告白？！」
「あんな可愛い子に敵わないって！」
なんて言われている。
私が可愛い、、。だとっ？！
マジか。
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作者名：ピリのユメか | 作成日時：2020年7月14日 18時
