# 好きになってくれてありがとう ページ43
北人「健太、後ろ見てみ。」
久しぶりに会う北人さんが、健太さんを後ろに向くように言った。
健太「まじ…？」
健太さんが私の手をゆっくりと解いて、後ろを向く。
「……お久しぶりです、健太さん。」
ニコッと微笑むと、驚きを隠せない表情で、
ギュッ＿＿＿＿
「っ！」
健太さんが突然抱きしめてきた。
健太「……急にいなくなんなよ、馬鹿！」
「あっ、すみません笑」
行動と似つかない言葉だけど、健太さんに怒られたこと確かない気がするから、ある意味嬉しかった。
そして、体が離れる。
北人「…A、久しぶり。」
「あぁ、北人さん、お久しぶりです」
北人さんが挨拶してきた。
相変わらず、可愛い顔。
ユウナ「2人で帰っちゃえば？」
「えっ？」 健太「えっ？」
と、突然ユウナさんが、提案してきた。
北人「別にいいよ。
あとは俺達スタッフがやっとくからさ。」
健太「……すまねえ、任せた。」
「えっ！？」
健太さんは、北人さん達に後を任せた。
そして、荷物を取って、私の手を取り外へ。
ガチャンッ＿＿＿＿
「け、健太さん、いいんですか！？」
遅いけど、言ってみる。
健太「いいんだよ、帰ろ。」
北人さん達に大いに甘えて、結局2人で帰ることに。
だけど、2人並ぶ距離は相変わらず。
近くもなければ遠くもない。
健太「……Aってもう20歳？」
「はいっ、成人式も終わりましたよ。
あ、あと、健太さんが言った通り、高校卒業できました！！」
健太さんにこれを報告するんだ！っていう夢が叶った。
喜びながら、健太さんに伝えると
健太「お！おめでとう！」
喜んでくれた。
「1年、留年しましたけどね。笑」
健太「高校卒業できただけでいいんだよ。」
と、ポンっと私の頭に手を置いた。
あぁ、なんか思い出すなー。
「ありがとうございます。」
健太「ふふふ。」
独特な笑い声を上げる。
「…………それと、健太さん。」
健太「ん？」
「私の事、好きになってくれてありがとうございます。」
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ゆあ - 健太くん大好きです。また作って欲しいです (2019年2月23日 2時) (
レス) id: 0eaf3d3c12 (このIDを非表示/違反報告)
藤原になるの。(プロフ) - この話 とっても面白いです！ これからも頑張ってください!! (2019年2月20日 0時) (レス) id: a7dd421127 (このIDを非表示/違反報告)
じゅな - このお話とっても面白かったです！応援してます！頑張ってください！ (2019年2月17日 9時) (レス) id: bf5d4ba28d (このIDを非表示/違反報告)
岩谷きょう☆ - このお話を読んで健太くんが好きになりました！これからも頑張って下さい！ (2019年2月14日 19時) (レス) id: 56cfde58b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てん | 作成日時：2019年1月8日 14時
