# 守りますから。 ページ2
カンナ「じゃあちょっとお風呂入ってくるわ」
カンナさんがお風呂へ。
そして、4人だけに。
ユウナ「ごめんっ───」
ギュッ＿＿
ユウナさんがカンナさんが入ったのを確認した後、私に謝って抱きついてきた。
ユウナ「何も出来なかった。」
「い、いえ、大丈夫です。」
北人「俺もごめん。」
「北人さんのせいでもありませんよ！」
ユウナさんの体が離れ、
ユウナ「健太、なんで入れたの？」
ソファーに項垂れる健太さんにそう問いかけた。
健太「……可哀想だったから。」
ポツリと言った。
それが本当には聞こえなかった。
北人さんと浮気した元カノが可哀想とか優しい健太さんでもその気持ちは持てないと思う。
ユウナ「普通、元カノとか入れる？」
健太「だから！
もう遅いんだって……。」
ユウナ「っ……バカ健太っ。」
「ユウナさんっ！」
弱音を吐く健太さんにユウナさんは部屋から出ていってしまった。
北人「……ユウナ、待って。」
それを追いかけるように北人さんも部屋から出ていった。
部屋にいるのは私と健太さん。
私は健太さんの横に座った。
「健太さんが優しいのは分かってます。」
健太さんの背中に触れていいのか戸惑いながらも優しく摩った。
健太「……全然優しくないよ。
ちゃんとみんなのこと考えれば良かった。
もう3人のこと守りきれるかどうかも不安───」
ギュッ＿＿＿
弱音を吐き続ける健太さんに勇気を出して、抱きついた。
きっと私は顔真っ赤だろう。
「……も、もういいんです。
私が健太さんのこと、守りますからっ。」
健太「……優しいね。」
そう一言。
健太さんの顔がある肩の方がモゾモゾしだした。
顔を埋めてるのかな。
でも、たまには弱いところも出した方がいい。
私は一定のリズムでトントンと優しく背中を叩いた。
「守りますからっ……」
涙が出そうだった。
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ゆあ - 健太くん大好きです。また作って欲しいです (2019年2月23日 2時) (
レス) id: 0eaf3d3c12 (このIDを非表示/違反報告)
藤原になるの。(プロフ) - この話 とっても面白いです！ これからも頑張ってください!! (2019年2月20日 0時) (レス) id: a7dd421127 (このIDを非表示/違反報告)
じゅな - このお話とっても面白かったです！応援してます！頑張ってください！ (2019年2月17日 9時) (レス) id: bf5d4ba28d (このIDを非表示/違反報告)
岩谷きょう☆ - このお話を読んで健太くんが好きになりました！これからも頑張って下さい！ (2019年2月14日 19時) (レス) id: 56cfde58b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てん | 作成日時：2019年1月8日 14時
