進行状況+笠井との話 ページ15
〜一方その頃〜
sideなし
皆、それぞれの場所に行き、お祓い＆調査をした。
例の席にはぼーさんが....
体育館倉庫には綾子が....
陸上部の部室にジョン・ブラウンがお祓いをやっている。
ナルとリン、時雨は、美術準備室に行き、パソコンでサーモングラフィやカメラに不調がないか確認などをしていた。
異常は確認されない。
それを見た時雨は、何処かにヒトガタがないか式神(の鳥型を作り)を使い、捜索させた。
式神を使っている間は、そっちにも力を使う。大丈夫なのだろうか？
そうやっていると、真砂子が入ってきた。
真砂子
｢それはそうですわ、この学校に霊などいません。
時雨さんから聞いてらっしゃるでしょ？｣
ナル
｢しかし、事件は実際に起こってる。
原因を突き止める為、調査を辞める訳にもいきません。｣
真砂子
｢いくらやっても無駄ですわ。｣
真砂子は知らなかった、この時外から笠井さんに見られている事に....
〜ベース〜
麻衣side
校舎のあちこちに残った、沢山の鬼火。
ただの夢なのかな？.....それとも.......
麻衣
｢あー、気になって仕方ない。
や〜な感じだったし.....
皆早く除霊負わせて、帰ってきてくれないかな？｣
あたしがぼーと辺りを見渡していると、ドアから笠井さんが覗いていることにびっくりした。
家政婦は見た、みたいになっていて心臓飛び出るかと思った。
笠井さんがあたしが気付いたのを確認すると、歩き出してどこかへ向かいそうになった。
けど、あたしは気になって、笠井さんを呼び止めた。机を叩いた。
麻衣
｢待って！笠井さん。
ドアに近づく)あの、何か用があったんじゃ...｣
笠井
｢別に....｣
麻衣
｢そう…｣
あたしがベースに戻ろうとした時、笠井さんの口からポロッと低いトーンであたしに質問が飛んだ。
笠井
｢あの人達、皆仲間？｣
あたしは、突然言われたから思わず、「え？」っと言ってしまった。
それを構わず笠井さんは言葉を続ける。
笠井
｢除霊みたいな事、やっているみたいだけど。｣
麻衣
｢嗚呼、うん。
ぼーさんも巫女さんもジョンも仲間って言うか、協力者。｣
笠井
｢原真砂子も？｣
麻衣
｢え？ああ〜、やっぱ知ってんだ。
有名人だからね〜、真砂子は。｣
笠井
｢良くテレビで見てるし...で、なんて言ってるの？
この学校には悪い霊が沢山いるって？｣
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作者名：トラ | 作成日時：2019年6月1日 18時
