39話 ページ39
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忘れてたけど、カフェには着いたよ。
薮がカフェに着いても手を離そうとしないから上着脱ぎたい、って言ったら渋々離してくれた。
いつでも手くらい繋げんだろ。
って溢しそうなのをギリギリで堪えた。
文句言われそうだったし。大人になったよ俺も。←
yb「何にしよっかなぁ」
「俺サンドイッチで」
yb「夜なのに!?」
「だって、旨そうだし」
yb「じゃあ俺もそれで」
「お腹空いてんじゃなかったのかよ」
yb「光が美味しそうって言うならどんなもんかと」←
「誰目線だよ笑」
一々ツッコミを入れていると、カウンター越しに店員さんが「仲いいですね」と微笑んでくれた。
あの、別に仲いいとかじゃ……。
yb「そうなんですよ!俺ら一緒に暮らしてて」
「おい薮!」
yb「友達だもんなー?」
目で合わせろって訴えてくるから、俺も色んな意味で目で訴えかける。
「シェアハウスですか?」
「ま、まぁ……」
「俺も友達と暮らしてて。やっぱりいいですよね!」
yb「ですよねー」
薮。
顔がニヤけてるの抑えきれてないぞ。←
あとカウンターの下でこっそり手を繋ごうとするな。←
映画によくあるだろ?
仲良さそうに笑いながら、下では喧嘩してる奴らみたいに思われるから止めろ。
「これが、当店自慢のサンドイッチです!」
「「ありがとうございます」」
ハモった俺らの声に、店員さんが眩しいくらいの笑顔で「はい!」と答えた。
なんだなんだ。なんなんだ。
めちゃくそ輝いて見える……!
yb「うんっま!」
「美味し……」
サンドイッチってこんなに旨かったっけ。
俺らが知ってるカフェって、こんなに美味いサンドイッチ出してくれんのかよ。
割に合わねぇよ!←
「あ、あの!」
支払いを済ませ店を出ようとしていると、さっきの店員さんが声を掛けてきた。
「どうかしましたか?」
「このカフェ、人手不足でして…その…………」
「「ん?」」
二人して首をかしげた俺ら。
止めろ恥ずかしい。←
「このお店で、働いてみませんか?」
「「……へ?」」
だからハモるなって言ってんだろうが!←
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柊(プロフ) - コメントありがとうございます!励みになります。どんどんハマってってください笑 (2018年12月31日 0時) (レス) id: dea4eacb95 (このIDを非表示/違反報告)
Aya - このお話、めちゃくちゃおもしろいですね!どハマりしちゃってます笑更新待ってます(^-^)頑張ってください!! (2018年12月30日 21時) (レス) id: 405da91ea5 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - いちごらいすさん» わざわざコメントをいただけて嬉しいです。長文welcomeですよ!私も大好きな作品の作者様からコメントなんて………感無量です。自信がつきました。応援してくださりありがとうございます!これからも思わず笑みが溢れるような作品を目指して。よろしくお願い致します! (2018年12月15日 23時) (レス) id: dea4eacb95 (このIDを非表示/違反報告)
いちごらいす(プロフ) - それだけ伝えたくて…すみません笑 これからも更新楽しみにしています。頑張ってください!応援しています!長文しつれいいたしました… (2018年12月15日 19時) (レス) id: ec43b8c35c (このIDを非表示/違反報告)
いちごらいす(プロフ) - はじめまして!先日私の、やぶこーた、占ツク始めました。という作品にコメントくださってありがとうございます!とっても嬉しいコメントだったので梓さんのプロフィールに飛んで見たところ、お気に入り登録している大好きな作品の作者さんで驚きました! (2018年12月15日 19時) (レス) id: ec43b8c35c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊 | 作成日時:2018年12月5日 0時