俺らの学園ライフ！

思い出と、 ページ21

薮と俺が出会った場所。とても、小さな頃。昔の事。今からじゃ考えられない位薮も俺も背が小さかった。小学生だった。今と同じで細くて、今とは違って小柄な方だった薮の背には大きく見えるランドセルがあった。

『ひかるっ！はやく！』

小柄なのにサッカーをやらせれば誰よりも素早く動いて。キラキラした笑顔を見せる。
そうだ。俺はこれを書こう。
今回のテーマにピッタリかも。

俺は大急ぎで家へ帰ると明日……いや今日が文化祭という事も忘れてスケッチブックに向かった。

光「あっ…」

我に帰ったのは構図が完成してキャンパスに写したところだった。
時計を見るともう時間は午前４時を示してた

光「またやっちゃった…」

ガシガシと頭をかくとシャワーを浴びに風呂へ。シャワーを浴び終えると洗濯機に服を突っ込み洗濯機を回して、朝食の用意。

目玉焼きとサラダとパンチェッタでもつけるか。生憎ベーコンは品切れだ。あとは白米、味噌汁。ここは付けないと伊野ちゃんがうるさい。あとは、自家製の漬物。糠漬けと浅漬けを盛っておく。これで時間は５時。俺は着替えを済ます。そして、高等部組を起こして中等部組が寝てる薮の家へ。
チャイムを５連続で押すのが食事が出来た合図。多分３０秒後には寝ぼけ顔の薮がでる。
部屋に戻ると高等部組に中等部組が来ることを告げてサッサと着替えを済ませさせる。
ちょうど着替え終わったタイミングで中等部組が入ってきた。

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