#郁のSフラッシュ ... 神無月郁* ページ24
「もう逃げられませんよ」
壁に手をついて言われる。
えっと、今、年下彼氏に迫られています。
「い、郁...くん?」
事の始まりは数時間前__
「いっくん、いっくん」
「涙、ちょっとしーっ。
Aさん、待たせてすみませんでした!」
久しぶりのデート。のはずが、同じプロセラの水無月くんまでついてきてる。
内心それにショックを受けながらもデート(?)を楽しんだ。
「水無月くんのそのパフェ美味しそう!」
「あ...食べる?」
「一口頂戴!」
__思えば、これが彼の地雷だったのかもしれない。
「......Aさん、俺ちょっとトイレにいってきますね」
「あ、うん。気をつけてね!」
「気をつけて...」
二人で郁くんを見送って、それからまたパフェを楽しみあった。
でも、しばらくしても郁くんが帰ってこなかった。
「...いっくん、遅い」
「だね、迷子かな」
探してくる、と一言告げて、トイレの方へ走る。
いた。トイレ近くの自販機の前で、ジュースを飲んでいた。
「郁くん、心配したよ?」
「......」
何も言わずに近づいてくる郁くん。
私は本能的に後ろへ下がる。
ドンッ
「きゃあっ!」
__そして冒頭へ戻る。
「に、逃げるって...?」
「涙にばっかり構っちゃって、俺のことは知らんぷりですか?」
「え、なんのこ」
ちゅっと軽くキスされる。
郁くんは普段、こんなことしてこない。
「...っ、郁、くん?」
「俺、我慢してきたんです。今日くらい吐き出しちゃったって、いいですよね?」
「我慢って、なに?」
私の問いなんて耳に入っていないようで、無視されてしまう。
「Aさん...」
「は、はい...?」
「覚悟してくださいね」
「えっ?」
何をしでかしたのか、私は。
慌てていると、とどめのセリフが。
「俺以外の男とは、仲良くできないように躾ちゃいますから...」
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
#郁のSフラッシュ
#三日月魔夜様
Sというか、嫉妬っていうか。すみません。
リクエストありがとうございました!違う方向に突っ走っちゃいましたけど、満足していただけたら光栄です!
またのリクエストお待ちしております!あと、感想もくださいね!
#ついうっかり ... 長月夜*→←#Are you OK? ... 文月海*
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夜月(プロフ) - 姫奈さん» リクエストでしょうか?それならば、続編にてコメントをください。 (2016年10月8日 18時) (レス) id: ff39804a8f (このIDを非表示/違反報告)
姫奈(プロフ) - 私は美術部員なので美術ネタとか欲しいです! (2016年10月8日 14時) (レス) id: edc7f24f43 (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 小鳥遊音羽さん» 続編にて、リクエスト待ってますね! (2016年9月29日 19時) (レス) id: ff39804a8f (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊音羽 - 初めまして!小鳥遊音羽と申します。毎日この短編集を楽しく読んでいます!本当に素敵であんな小説私には書けないので尊敬しちゃいます!あと、続編おめでとうございます!時間があればリクエストをしたいと思いますのでよろしくお願いします。続編頑張ってください。 (2016年9月29日 19時) (レス) id: cd5ecb092a (このIDを非表示/違反報告)
月野綾(プロフ) - リクエスト、ありがとうございました!すごく素敵でした。これ見てしばらく頑張れそうです。 (2016年9月28日 17時) (携帯から) (レス) id: e9d72c3824 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜月 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年9月15日 18時