【短編集】 艶美な夢に絆されて 【ツキウタ。】

＃Clothes shop tour　...　年少組＊ ページ14

「おしゃれな恋くんがいれば、大丈夫だゾ♡」



その言葉を信じて、私たちは服を買いに来た。

でも、結局は恋の個人の買い物になってしまった。



「...もう帰りたい」


「涙、いざとなったら俺がおぶるから」


「いっくん...」


「出ちゃったよ、郁の郁フラッシュ」



駆が呆れる。

私も呆れる。



「恋...いや、ピンクの悪魔め...帰らせろおお！」


「駆、落ち着いて？」


「ほらほらほらAもこういってるよ！」



ひいい、と私の背中に隠れる恋。

情けない...。

既に恋の腕にはいくらかの袋が。



「ねえ、もういいんじゃないの恋」


「いやいや、Aも結構センスないよ！俺が選んであげるって！」


「...話のキャッチボールが...」



誰も恋を止めることはできず、皆また連れて行かれた...。



「涙には〜、これ！駆と郁はこれ、かな？」


「...ありがと」


「さんきゅ」


「...Aはこれ！」



渡されたのは、私の好みのワンピース。

しかも、どストライク。



「あ、ありがと...」


「洋服ってさ、見るだけでも楽しくない？」


「う〜ん、恋が暴走しなきゃ楽しいかも？」


「...駆に同意」


「俺もかな！ ありがたいんだけどさー」


「え、ええ！？」



皆苦い顔をする。

思わずぷっと吹き出してしまった。



「ふふっ...でも、私は楽しかったよ？」


「A...！！大好き！！！」


「はい確保、こいっく確保」


「...させないよ」



また笑ってしまう。

本当に、楽しい。



「また、このメンツでこようね」


「うん、Aとふたりっきりでもいいんだけどな」


「い、郁...！？」


「そうだね...僕も、楽しい」


「俺も！また来たいなー！」



皆で指切りをした。

また、絶対にこの五人で遊ぼうと。



「......ちなみに、ファンの子が写真撮ってる...」


「涙！？はやくいえよ！？」


「...もう最終的にさ、Aを男の娘にしちゃお？？」


「恋！？」


「あ、うん、それでもいいよ？」


「A！？」


✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄

＃Clothes shop tour ... 年少組


＃涙雨様リクエスト


リクエストありがとうございました！前作に続き、ですね...！


常連さんが増えて下さると嬉しいです♪これからもよろしくお願いします！



もしよければ、感想とまたのリクエストください！

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