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『まず１つ
私はヒーロー志望じゃない』
洸汰「は？」
『私ね、万事屋してるの
何でも屋さんのことね』
洸汰「………」
『私は依頼でここにいる
ヒーローの卵たちの護衛だよ』
洸汰「…俺に話していいのかよ」
『大丈夫、大丈夫
…………言わないでよ？』
洸汰「……」
『まあいいや
あ！君の個性何？』
洸汰「教えねえよ
みんな個性個性って馬鹿らしい」
『私は無個性』
洸汰「！」
洸汰はこちらにﾊﾞｯと振り返る
目を見開いて
『でも私にはほかに力がある』
洸汰「他の力？」
『ふふ
特別に私のこと少しだけ教えたげる
私には力がある
惑星を壊すことのできる程の力がね』
洸汰「惑星を…」
『私の両親は強さにこだわった
私のことを強くさせようとした
でも、私は両親を裏切った』
洸汰「なんで？
強さにこだわったんなら
強い子になってくれて喜んだんじゃ…」
『いや違う
私は強かったんじゃない
“強すぎた”の…』
洸汰「？」
『私は６つの時、父親を投げ飛ばした』
洸汰「！？」
『その後は腕と足の骨を折った』
洸汰「え」
『だから私は捨てられた』
洸汰「っ」
『とまあ言えるのはこのくらいかな
みんなには内緒だよ』
洸汰「…わかった」
『私はね、君が羨ましいよ
両親は亡くなっていても愛してくれてたんでしょ？
君のことを大切にしてくれたんでしょ
君がヒーローを嫌う理由はよくわかる
でもね、今君を大切にしてくれている人までも嫌うのはダメ
いい？』
洸汰「……」
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イチゴタルト(プロフ) - この作品大好きです！これからも応援してます！ (2022年9月20日 21時) (
レス) @page50 id: b670f9541e (このIDを非表示/違反報告)
nakataniayaka20(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！これからも更新頑張って (2022年9月12日 16時) (レス) @page29 id: 7ba7c6cf5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カフェオレさん | 作成日時：2022年9月6日 22時
